こんにちは。葛飾区白鳥ゆめピアノ教室のいしごうおかです。
体験レッスンをふたつしました。
最初はTさん、保育士試験対策をご希望のおとなです。
今現在も、保育園でお仕事なさっています。
最初にメールいただいた時から、内心焦っているのですが、
今年の秋の試験を目指しています。
数か月で2曲の弾き歌いを仕上げなければ…。
体験レッスンから早速、課題曲の「うみ」を
弾いてみました。
譜読みの仕方はおいおい覚えるとして、
楽譜にかなを振ってしまいます。
きけば、Tさんは合唱をなさっていたということ。
保育士試験は、「園児に歌いやすいように演奏できるか」なので、
歌がはっきり歌えているかがかなり重要です。
先生の歌い方で、間違った歌詞を覚えることだってありますもんね。
うたっていただくと、いい声で音程もしっかりとれて、
発音もはっきりしています。
ピアノは1段ずつ、私の弾くのをコピーしていただきました。
質問も積極的です。
「シというのは何を弾いてもシなんですか」
???
しばらく考えて、
「Tさんは合唱をしていたから、移動ドで勉強なさったのだ」と
気が付きました。
ピアノをひいていると、鍵盤を目で見て弾いてますし、
ソの鍵盤はソの音、と思っています。
でも、移動ドというのは、
ハ長調の時、ソの鍵盤はソです。
ト長調の時には、ソの鍵盤はドと読みます。
階名読みとも言って、楽譜通りに歌っていて音を上げたり下げたりするのに、
読み方を変えないので便利です。
「音で指番号が決まっていないんですね」
そうなのです。子供たちは度を1の指、とおぼえがちですが・・。
ずっとピアノをひいていて当たり前に思っていることでも、
習う方にはそうではないと、忘れてはいけないと思います。
保育士試験までは課題曲を速習で、
そのあとも趣味として続けたいとおっしゃるTさん。
楽しく弾けるようにお手伝いしたいと思います。
次はそらちゃんの体験レッスン。
とても利発で、手あそびをするのに、私が言う前に
「親指がそっちゃだめ」と自分で説明書きを見つけています。
なるべく鍵盤に触れる課題を増やそう、と
いつも1,2曲の課題を、4曲弾きました。
面談で待っている間にそらちゃんが描いた絵
お母様と面談すると、学校で音楽係をやっている。
ほかの子はピアノを習っていて両手で弾けるので、
自分も弾けるようになりたい、と言い出したそうです。
レッスンでは、積極的に課題を弾いていましたが、
よくある、私の説明の途中で弾き始めてしまう、ということがありません。
最後まで話を聞く。
簡単そうで難しいです。
そらちゃんは、最後まで聞き終えてから弾き始める、というのが
自然にできていました。
すばらしいです。
6月からレッスンを始めますが、その習慣がついているので
きっとどんどん伸びていくと思います。楽しみですね。