少しずつ止まって、力を抜いてからピアノをひく

こんにちは。葛飾区白鳥ゆめピアノ教室のいしごうおかです。

5月は金、土曜日が5週あるので、今週はお休みですが、
大人の生徒さんはレッスンしました。

Tさんは、ハノンに似た指の練習曲と、
サティのジムノペティ。

練習曲は、同じ曲で行く通りもリズムをかえる練習曲がついています。
珍しく4分の5拍子の曲も多く、かなりひねってあります。

4拍子が体にしみこんでいるのか、Tさんはどこかを速く弾いて
5拍子→4拍子で弾いてしまいます。

手でリズムうちをしてもう一度。
今度はうまくできました。
カスタネットうち
こういうことも、自分では間違っていることに気づかないので、
なおしようがないのです。

ジムノペティは、かなり苦戦してひいている様子。

後ろに下がってよく観察してみると、
左のひじから先が、筋肉がはってすごく力が入っています。

もちろん、腕の筋肉を使う場面もありますが、
サティーはタラ~んとしたけだるい曲で、
すべて静かに弾きます。

左手は、ずんちゃーんと和音を弾きますが、
弾き終わった後、あがった手が和音の形で固まっています。

弾く瞬間だけ力は入りますが、あとは抜けるのが理想。

弾き終わった後、1回1回手首をぶらぶらして
力を抜いてもらいました。

何度かすると、少し連続して弾いても、力を抜きながらできました。

このやり方で次のレッスンまで、少しチャレンジしてもらいましょう。

後、和音をつかむのに時間がかかるということ。
これは、ドーミーソーのようにいったんばらして弾くのと、
手の形、手首の角度を意識するくらいですね。

なれれば楽だと思います。
私は、スケールのようにダーッと速く弾くものより、
和音の連続のほうがずっと簡単です。

楽に弾けるようになるには、めんどくさいことをしなきゃいけないものですね。