ピアノアンサンブル 経験を積むと

こんにちは。葛飾区ゆめピアノ教室のいしごうおかです。

 

昨日は二組の、連弾レッスンがありました。
サマコン(サマーコンサート ピアノ発表会)の演奏曲です。

 

りんこちゃん、ともやすくん(小2)組。

ともにピアノ歴が1~2年のビギナーで、先生以外と連弾するのは初めてです。
2曲演奏しますが、パート(座る場所)をチェンジします。

男女
セコンドの人が拍子をとって、まずは止まらないで最後まで演奏。

 

それぞれが頑張って演奏しているのですが、ちょっとしたずれで止まってしまって、続かなくなります。
先生と合わせた時はできたのに・・

そんな感じです。

 

 

先生と合わせるときは、先生が倫子ちゃん、ともやすくんの演奏に全部合わせているんですね。
だから、ちょっと難しくてほんの0.2秒くらい遅れても、問題なく続けられます。

 

 

子ども同士ではなかなかそうはいきません。
倫子ちゃんは、ともやすくんがつまずいても止まらず演奏はできます。
でも、まごついたときに合わせてあげることはできません。

 

 

ふたりとも、自宅での練習にミュージックデータを活用。
アンサンブル経験は積んでいるのですが・・。

 

 

こうやって苦戦することが、生徒さん同士で連弾をする目的です。
どうやったらぴったり合うのか、メロディがちゃんと聞こえるのか。

よく考えて、相談して、工夫しなければなりません。

 

 

次回のレッスンで、もう一度それぞれの練習をして、「相手のパートのどこを聴いたらうまくいくのか」考えましょうね。

 

 

二組目は よしひろくん(小4)、かいりくん(小5)組。
こちらは昨年もコンビを組んだ経験者です。

ピアノ歴も4年以上。

よしひろくん
まずは、ふたりに任せて1回通しました。

 

千の風になって  プリモとセコンドに、メロディがいったり来たりします。
ところが最初から最後まで、学年も体格も上のかいりくん(セコンド)の音が勝ってしまいます。

 

 

よしひろくんには、メロディは頑張って、しっかり弾くこと。
かいりくんには、伴奏の和音をはねないで押さえて、でも小さく弾くこと(難しい…)

 

 

回数を重ねて、なんとなくどこを聴いたらいいかがわかってきたようです。

それに、かいりくんは金管楽器のアンサンブルをしていて、佳広君がまごついたときにちゃんと待ってあげています。

 

終盤、テンポが動きます。
それもうまく合っているので、「どうやって合わせてるの?」ときくと

「きっしー(よしひろくん)の手を見てる」とのこと。
教えていないのにさすが。

 

 

頼もしいセコンドなので、佳広君はもうちょっと安心して、自信もって弾けば
メロディも聞こえてくるはず。

楽しみなデュオです。