こんにちは。葛飾区ゆめピアノ教室のいしごうおかです。
小中学生の皆さんは、書き初めの宿題は終わったでしょうか。
年末にスーパーマーケットに買い物に行くと、書き初め用の太い筆、長い下敷きがありました。
年始には年賀状のやり取りや、新年の抱負を考える、なんていうのもありますね。
ひとつの曲をじっくり深めたい
ピアノレッスンの抱負は、「1曲を深める」にしました。
基本的な方針として、曲が7~8割仕上がったら次へ進むようにしています。
暗譜もすべての曲ではしませんし、1回くらいとまることがあってもよし。
その曲で一番習得させたいテクニックが習得できて、らしい曲想がついていればOK。
たくさんの曲に触れて何度も繰り返すほうが、テクニック、表現力ともに豊かになると思うからです。
ただ、年に数曲はじっくり曲を深めたい。
これは、りさちゃんの2018サマーコンサートの曲分析カードです。
とてもていねいに曲を分析して、曲想を考えていますね。
曲名 メヌエット
作曲者ビゼー(1838-1875)
作曲者についてパリのコンセルヴァトアールの優秀な学生であった。
その後はオペラを中心に作品を残した。ピアノの名手でもあった。
物語を作ってみよう 「アルルの女」は、ドーテの小説をもとに脚本が書かれた劇です。
小説の内容は農村の男性がアルルの女にひとめぼれをするけれど結局ふられてしまい、男性が自殺するというものです。
アルルという町は、南フランスにありゴッホの「夜のカフェテラス」に描かれている明るい町です。
私が考えるアルルの女は、南フランスの明るい素敵な人で、この曲のように優雅な姿で、男の人をまどわせたのではないでしょうか。
南フランスのラベンダー畑でお花をつむイメージです。
どんなえんそうにしたいかな
レガートやアルペジオは優雅に、装飾音符はかわいらしく、アルルの女になりきって演奏したいと思います。
サマコンの曲以外に2.3曲、ていねいに曲分析をして場面ごとに計画を立てる。
カードを書かなくても、楽譜に書き込みで十分。
そして暗譜でミスなく仕上げる
・・・・これが、1曲を深める です。
サマーコンサート以外にステップやグレードを受験している生徒さんは、その時に十分できます。
できたら参加してほしいです。
サマコンしか本番がない場合は、教材の中で好きな曲や、内容が盛りだくさんの曲で
深めます。
飽きないでどうやって仕上げまで進むか・・・特に本番がない場合は、
録画をしてみるのもいいかなと思っています。
レッスンに一人で来ている人は、おうちの方に動画を送ってみていただくこともできそうです