こんにちは。葛飾区ゆめピアノ教室のいしごうおかです。
「ピアノ」という楽器の歴史をひも解くと、現代のモダンピアノになくてはならないものが「ペダル」。
チェンバロやピアノフォルテにはもちろんついていません。
踏み方について書こうとしましたが、たぶん読んでもさっぱりわからないでしょう。
一緒に踏んでみるのが一番。
今日は、どういう場面でペダルを踏んだらいいか、考えます。
ペダルの必要な曲には、楽譜の大譜表の下にped. というようなマークがついています。
そこで踏めばいいのですが、楽譜によってはマークの表示がないものや、
マーク以外のところでも踏んだほうがいい場合があります。
逆に、マークはあるけど踏まないほうがいい場合も。
ピアノのタッチ感やペダルの踏み方は人によって違うので、自分で考えなくてはいけません。
ペダルを踏むか踏まないか、どこで踏むかは、演奏者の自由なのです。
はじめのうちは、先生にマークを書き込んでもらってその通り踏むのがいいでしょう。
長くピアノを弾いてきた人なら、「ここは踏んだほうがいいな」というのがカンで分かります。
楽譜から音楽を読み取れる人なら、必ずここはペダルを踏むだろう、というポイントがあるからです。
例えば、左手の伴奏形が広い音域にあって、5の指でひいたバスの音が切れてしまう。
また、ワルツのバスの音など、残しておきたい。
あきらかにペダルを踏んで、バスの音を響かせる必要があります。
流れるような曲で、同じ音や和音の連続の場合も、
そのままだとぶつぶつ切れてしまいます。
そこでペダルを踏みますが、濁らないようよく聞いてふみ変えます。
ペダルをどこで入れるか見分けるコツは、とにかくどんどん踏むこと。
踏んで聞いて、踏みすぎと思ったら控える。
レッスンできいてもらって、修正できたらいいですね。
曲想もそうですが、ペダルの踏み方には割とはっきり好みがあります。
私はペダルが少なめで、先生にもっと踏んでといわれます。