曲分析カードには、こんな効果があります

こんにちは。葛飾区ゆめピアノ教室のいしごうおかです。

今年のサマーコンサートで、初めて曲分析カードを作りました。

自分の演奏曲について、自分で書いていきます。

この曲は、どんな感じでまとまっていて、
いったいどんなストーリーになっているのかな?

それを書くのが曲分析カード。

楽譜通り間違えずに弾くだけがいい演奏とは限りません。

作った人の気持ちと、自分のの気持ちを吹き込んでいく事で、
世界にたった1つの、自分の曲で仕上がっていく。

それを、小さい子でもわかりやすく作業ができるようにしました。

ホールのロビーに掲示し、お客様にも見ていただき・・。

 

曲分析カード、どういう効果があるのでしょうか

①『曲名』

②『曲名について』

教師側は、タイトルを見れば何を表しているのかもちろん分かっていても、
「生徒だって、きっと知っているものでしょ?」なんて勘違いしているけれど・・・
極端な話・・・カタカナの初めて聞く言葉は、それが「物のなまえ」なのか?「人のなまえ」なのか?「何かを表す言葉」なのか?
生徒たちは、全然分かっていないこともよくある話。

たとえば「メヌエット」・・・・

これが、踊りの曲で、いったいいつの時代に流行っていて、どんな形態で踊っていて、何人で?ステップは?なんて・・・・
これを知っていて弾くのと、「ふぅ~ん・・聞いたことある有名な曲」というのとでは、180度、音楽への取り組みが変わる場合もある

③『作曲者』

④『作曲者について』

⑤『構成』

あまり難しく考えすぎなくていいです。

「あ・・・っ!ここと、ここ、同じ!」
「ここから、調号がいっぱいついてるぅ~(転調しているってこと)」
「ここの部分、ぐちゃぐちゃ~~!(32分音符いっぱ~い!)ここスッキリ~(全音符でゆったり~)(^ω^)」
「ここ!!!同じ形だけど、場所が1オクターブ下になっているね~」

なんて・・・・

『3部形式』とか
『ソナタ形式』とか
『ロンド形式』とか・・・

そんな形の名前を覚えて当てはめるよりももっと楽しい構成が見えてきます。

⑥『物語をつくってみよう!』

作曲家が自分の想いを曲に託し、私たちがそれを再現していくことで、芸術は伝承されていくことはわかっている。
演奏する1人1人の想いをその曲に込めていくことで、ほかの人には奏でられない、世界に1つだけの演奏になっていく。

*いつ
*だれが
*なにを
*どうした

楽譜を、本を読むように読み進め、時にはひきながらお話を作ってほしいです。(益子祥子先生のブログ参考)