好きな曲をひくための方法  段階を踏むこと

こんにちは。葛飾区白鳥ゆめピアノ教室のいしごうおかです。

美和さん(大人)のレッスン。

子どものころにピアノ経験があり、楽譜を読むことや
ブルグミュラー程度の曲をひくのはすぐにできるようになりました。

ショパンが好きで、いろいろ弾きたいということで
ショパンを始める人が誰でも弾くような
子犬のワルツ、雨だれなどをしました。

そのあと、スケルツオ2番に挑戦。

さすがに曲が大きいので、
譜読みをするので精いっぱいです。

今の美和さんに無理のない曲を
数多くしてみようかな…と
曲集を探していました。

今の自分にかけている技術を練習したい

美和さんご自身もお考えになったようです。

「ふつう、ピアノのレッスンをする過程で
通る、ソナチネやツェルニーをしていない。
そこでつく技術が抜けているので
大きな曲が弾けないのではないかと思う。

そのあたりのものをしっかりやってみたい」

わたしも、同じようなことを考えていました。

ツエルニーなどの教則本は、
子どもたちは必ずやっています。

曲をひくうえで必要なテクニックが身につくようにできています。

ただ、譜読みにそれなりに時間を取られるので、
大人の生徒さんには、ハノンしか使っていませんでした。

美和さんは、バッハにそれほど抵抗がないようなので、
プレインベンションをすることにしました。
プレインベンション
ツェルニーで機械的な練習をするより
音楽性もあります。

左手も旋律なので、
ツエルニーには足りない、左手の練習にもなります。

両手に旋律がある、ポリフォニー形式を弾くことで
初見も速くなります。

慣れるまで少し大変かもしれませんが、
少しずつ取り組んでみましょう。