限られた条件でも、きれいにピアノは弾ける 葛飾区ピアノ教室

こんにちは。葛飾区白鳥ゆめピアノ教室のいしごうおかです。

先日夜、テレビを見ていたら、
「ピアノの上手な人1位を決める」というのをバラエティ番組でやっていました。
ゴーストライターと言われてしまった新垣先生が出演していました。
ご覧になった方もいると思います。

そもそも「音楽で優劣を決める」というのがむずかしいし、
つまらないことだなあと思います。
その番組でのルールは、1曲を、テンポ通りミスタッチなく弾けること、
を、「うまい」としていました。そして、曲の途中でテンポを上げていくのです。

速弾きの得意な人に有利なルールです。
音楽性とか評価されないし、なんだかなあと思っていました。が…

何人かが演奏し、中に音楽の専門家が混ざっています。
新垣先生が「エリーゼのために」を弾き始めるとすぐに、
「やっぱり全然違うよね」と次男と言い合いました。

まずタッチが違うし、フレーズの膨らませ方、
「ミレミレミシレドラ」だけで違いははっきりしていました。

本来なら、演奏し始めのテンポも、
途中で揺らぐ(テンポを動かす、少しゆっくりしたり戻したり)ことも
曲の表現の大事な部分です。

それをできないと制限されても、「音楽性」というのは
出せるのだなあ、と思いました。

よく、試験やコンクールについて、
「最初の2小節も聞けばわかるのよ」と言われます。
実感としてよくわかりました。

生徒さんが、2小節弾いただけで「いい演奏ね」と言われるよう、
レッスンしましょう。