ピアノは役に立たないの?

こんにちは。流山市流山音楽教室のいしごうおかです。

 

インターネットが普及して
一般の人の意見が 多くの目に触れる機会が多くなりましたね。

先日、あるシングルマザーが
生活の苦しさについて 発信していました。

「…子どもにピアノは習わせない。
ピアニストや音楽家になることはないと思うから。
お兄ちゃんはそろばんを習ってたので、
数学の成績がいい。もし妹も習い事をするなら、
将来役に立つそろばんにします」

 

このお母さんの言う、「役に立つ」というのは
実用性のことだと思います。

そういう意味でピアノが「役に立つ」のは
幼稚園、小学校教諭、保育士になりたい場合でしょう。

流山のおかあさんとこども

妹さんが将来これらの職を希望した場合には
「小さいころにピアノを習わせておけばよかった」と思うかも。

役に立つ、って、とてもいい言葉のようですが、
考え方によっては危険です。

じゃあ、中学で習う因数分解、
漢文
役に立つんでしょうか。

学ぶ家庭や姿勢は 役に立ちそうですが、
だったらピアノも同じはず。

認知症の予防には効果的ですから、
子どもの脳にも刺激になるとは思います。

 

本気でピアノが弾きたいなら

実生活に役立つことだけやればいい
この視点で子どもを育てていくと、
「役に立たないものはいらない、

 役に立たない人間は必要ない」となっていきそうで怖いです。

こどもたち全員がピアノを習う必要はないと思います。
実際に費用も掛かりますし、息の長い習い事です。

 

本当に習いたいと思ったとき
「役に立たないから」と切り捨てるのではなく
できる範囲でピアノと親しむ方法を、一緒に考えていけたら。

楽器は、ストリートピアノが各地にあります。
10分ずつでも、3か所で30分弾けます

先生は、ユーチューブの動画に、
見て真似をすれば弾ける ガイドがあります。

ひとりのお母さんの投稿から
いろいろ考えることができました。