新しい楽器だから、自由に変えられる プロパノータのお話

こんにちは。こんにちは。ゆめピアノ教室のいしごうおかです。

 

ゆめピアノには、プロパノータという楽器があります。

沖縄音階という ドレミソラド の6音でできています。

素敵な音色ですが、ピアノに親しんだ人にとって演奏しずらく、

メロディを演奏するのには向いていません。

 

ファやシが出てきたら困ってしまうから。

 

それで、ピアノと同じ ドレミファソラシドの楽器を作ってほしいとお願いしました。

 

そのお話を制作者の菅井さんがブログに書いてらっしゃるのでご紹介します。

 

 

今まで作ることがなかったピアノ配列のものが3台出来ました。

基本的にはこのようなスリットドラムの音はピアノのように横に並んでいるものは少ないですからね。

だいたいがアッチだったりコッチだったりしているものが多いんじゃないですか。

 

これは以前のブログでもご紹介しましたが、私がそのようにしてこなかったのは製作上の都合だけ。

音の響き云々は特に関係ないと思っています。

この配置により確かに曲は演奏しやすくなると思います。

ですが私自身は当然ながらそれ以外の配置でも音の位置はつかんでいるので、どちらが「より良いのか」は自分でも今後試していく必要がありますね。

 

 

仕上がった3台のうち、2台は渦巻き模様を入れた後、最終仕上げのクリア塗装をします。

渦巻きの2台は沖縄へ旅立つ予定です。

 

音階は「ドレミファソラシド」。

通常の高さより1オクターブ高くしてありますので、キラキラ感が漂い、鳴らしていてもとても気持ちがいいです。

中央はちょっと低めの音を入れてみました。

 

最初にピアノ配列をご依頼くださったピアノの先生も「ドレミファソラシド」のハ長調だけど、磁石で音を変えればより多くの馴染み曲が演奏できるし、年配の方にはとても良いと思う、とのご意見でしたからね。

このピアノの先生 というのは私です。

 

 

 

 

自由、なんですね。

 

ピアノや弦管楽器といった西洋楽器は すでに出来上がって長い歴史があります。

仕様には国際基準という決まりごとがあります。

 

弦の長さ、鍵盤の数、幅、すべて決まっています。

 

 

プロパノータは少なくとも、昭和からの楽器。

発展途上です。

 

制作者がその思いで改良を加えていきます。

もちろん、色は使う人の好みでつけてくれますよ。