3拍子が4拍子になってしまう難しい理由

こんにちは。葛飾区ゆめピアノ教室のいしごうおかです。

 

あけみさん(おとな)のレッスンをしました。

<img src=”https://yume-piano.net/wp-content/uploads/2019/08/e9d1f60669308052dfacadd370aa33cc.jpg” alt=”シニアピアノ” width=”429″ height=”600″ class=”alignnone size-full wp-image-2388″ />

あけみさんは、「趣味で楽しむピアノレッスン」という大人向けの教本を使っています。

今週は3拍子の練習曲。モーツアルトのソナタの一部です。

 

 

特に大人の生徒さんには、最初の1回は私が口を挟まず、最後まで弾いていただきます。

 

途中で止めて直したいところはたくさんあります。
でも1週間か2週間、家でせっかく練習してきたものを途中で止められたら悲しいと思うからです。

 

例外は、リズムや音の間違いがあって、同じパターンがずっと続くとき。
間違ったまま何度も弾くのは無駄だと思うので。

 

 

1回弾き終わった後

 

この曲は何拍子ですか?

と聞くと

 

4拍子

 

 

そう、4拍子で弾いていたのです。

 

たぶん、練習し始めは3拍子と思っていたのが、自分の演奏が4拍子なので思い込んでしまったのでしょう。

「1,2,3、うん」となって、うん のところで次の音を準備しています。

 

いったん、両手で楽譜通りリズム打ちをして…

片手ずつ、私が相手になって分担奏をして。

先週一緒に譜読みをした時と同じ手順をもう一度やります。

 

そのあと1段ずつ、両手で弾いていただきました。
全部で4段の曲ですが、これでレッスン時間が終わってしまいます。

 

 

あけみさんに、いつも3拍子で皆さんにする話をしました。

 

 

日本人はお囃子の文化で、2拍子や4拍子が刷り込まれている。
ヨーロッパのように、ワルツで育っていないので、DNAに3拍子の拍子感がない。

 

これは本当の話です。

日本人が農耕民族で、野菜コメ中心の食生活だったので腸が長い

というのと同じように、2拍子や4拍子が体に染みついているのです。