こんにちは。葛飾区ゆめピアノ教室のいしごうおかです。
ひとつの曲を仕上げるまでに
譜読み
アーティキュレーションを考えて曲想をつけ
暗譜
といった工程があります。
譜読みの終わった後、小学校高学年や中学生などは曲を一通り弾けて、
難しい部分のテクニックを繰り返し練習したり、
フレーズ、アーティキュレーションの確認などをしています。
難しいところをちゃんと弾けるように練習することは
一番大事ですが、これはほんとに時間が必要ですね。
練習を重ねて、音を覚え、曲の内容を理解して、
自分はこう弾きたいというイメージを作らせます。
小学校低学年は、まだひとりでは表現出来ないことが多いですが、
「このフレーズは何を思い浮かべる?」
などと言って、自分で連想させ、考えさせています。
導入の幼児や初心者には、自分の出した音をよく聴くことは
一番大事だと、レッスンの初めに言います。
1から譜読みをして、楽譜通りに音が並ぶとそれで一安心。
・・・してしまうのですが、曲を作っていくのはそれからです。
私は、力をつけるにはたくさんの曲を弾くのが一番と思っています。
なので、普段は1曲にそんなに時間をかけられません。
サマーコンサートの曲や、これ、という名曲に取り組むとき、
少し時間をかけてゆっくり弾きこみます。
と同時に、それだけではいやになってしまうので
ほかの教本はどんどん先に進む。
今レッスンにいらしている大人の生徒さんたちも、
子どものころ発表会で弾いた曲は覚えていらっしゃいます。
暗譜したら終わり、ではなくて、自分の中に刻み込まれるように。
しっかり仕上げてほしいです。