ピアノレッスンで習った通りに弾いているはずだけど…

こんにちは。葛飾区ゆめピアノ教室のいしごうおかです。

 

山岡さん(おとな)のレッスンをしました。
ほかの教室から移っていらして、半年以上たちました。

今は、聞きあい会に向けてショパンのワルツを始めました。

今までにもドビュッシーやベートーヴェンのレッスンで ペダルはしっかり使えています。

いくつか気になる点はあるのですが、
ほとんどが、左手の奏法。

 

「ワルツ」なので うーた、た、 のように3拍子 バス―和音、和音 で左手の伴奏形があります。
ショパンのように美しいメロディだと、どうしてでも右手に注目しがちです。

でも、曲の7割以上は左手の弾き方で決まると私は思います。
手

 

山岡さんの場合・・・
じーっと観察していると、なんだか左の動きが不自然です。
曲はそれなりに弾けているけれど・・。

 

3回くらいひいていただいて、やっとわかりました。

 

左手が、腕から全体に左側に大回りしているんです。

 

左手がバスを弾いて、次の和音に移るには、音域が上がります。
右側に飛ばなくてはいけません。

 

素直に右に移動すればいいのに、なぜか左側に回ってから右に飛んでくるのです…。

 

おかしくないですかー?

 

 

まねしてみせると大笑い。
でも、実際やっていたんですよ。

 

どうやら、以前の先生からノクターンのレッスンを受けた時に、

 

弧を描いて左手が移動する

 

といわれたのを実践していた(つもり)だったのです。

 

 

確かに弧を描くのですが、最短距離で描くんです。
左に大回りしてはいけません。

少し癖になっていますが、1週間も練習すればなおるでしょう。
そのほうが弾き易いはずですから。

 

こんな風に、レッスンで習ったことをいつのまにか間違った解釈をして
弾いてしまうことは、とてもよくあります。

私自身もしょっちゅうです。

 

 

そうじゃなくて・・
とか
それじゃやりすぎ・・

と先生に言われてしまいます。

 

だからこそ、継続してレッスンを受ける意味があるんですね。
1回で全部できるなら、ひとつの曲で何度もレッスンしなくてもいいはずです。