今日は大人の生徒さんのレッスン。
シューマンの音の絡む感じがお好きでウイーンの謝肉祭の道化・・の中からインテルメッツォを練習中です。
メロディと伴奏のアルペジオが絡むこの曲。3つの声部の弾き分けが重要です。
バッハの平均律の3声のような声部別の練習方法をお伝えし、やってみると・・バッハの重要性も感じられたようでインベンションもやってみたい・・と。
フルタイムの会社勤めに子育て、家事とお忙しい中でのピアノのレッスン。弾きたい曲が楽譜通りに音にできる・・だけでなく子供時代にやり残してきた基礎的なことからきっちりやって土台を固めたい・・という意欲をお持ちなのがとても素晴らしいです。
何の曲を弾いたか・より、どう弾いたか・・の方が大事・・と感じられたのですね。
高学年になったお子さんも以前やっていたピアノを暮れから再開し、とても意欲的です。
お母さんがピアノを継続している・・というのも親の背中をみて育つ・・ということなのでしょう。
お母さんは練習しなさいとは一言も言われていないので、すべては自分の意志でやっているのがすごいことです。
一方で先生に練習するように厳しく言ってほしいという要望の方もいますが高学年から中学生以上になっても厳しく叱られなければ練習しない・・というのでは自分の意志はどこに行ってしまうのだろうと疑問に思います。
高校生、大学生になってもレッスンを継続できている生徒さんたち、私は練習方法は伝えるけど練習については本人に任せているし怒って教えたこともありません。
みなピアノの魅力を知っているので自分の意志で忙しい中でも時間を作ってやっています。
小学校高学年以上になったら自発的に練習したくなるような練習のヒントを伝えられるようにしていきたいと思っています