こんにちは。葛飾区ゆめピアノ教室のいしごうおかです。
ピアノ導入期(全く初めてで、音符も読めない)のメインテキストに、ピアノランドシリーズを使っています。
その中に「大きくなったら」という曲があります。
・おおきくなったらなんになる 白い衣装のバレリーナ
・おおきくなったらなんになる そらをかける パイロット
作曲当時の子供たちのなりたいものの中に、バレリーナとパイロットがあったのでしょうか…。
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この曲を始めるときに、必ず「○○ちゃんは何になりたいの?」と聞きます。
ケーキ屋さん
本屋さん
幼稚園の先生。
でも、半数以上は「わからない」
男子は、ほとんど答えがありません。
ピアノを習う女の子は、同時にバレエを習っていることも多いです。
でも「バレリーナになりたい」というのは聞いたことがない。
ピアノの先生になりたいというのもありません。
自分が初歩をやっていて、あまりにも遠い存在なのでしょうか。
この曲に取り組むのが、3~7歳くらい。
確かに、うんと小さいとよく質問がわからないのかな。
現代は、職業が子供の目からわかりにくい時代かもしれません。
私の子供時代くらいまでは、まだ個人商店も多く、肉や、魚や、八百屋もありました。
洋服屋さんも普通に商店街にあった気がします。
いまはうちの地元で言えば、アリオ亀有のような大きなモールに入ってしまい、『お店屋さん』という感覚は薄いですね。
小学校中学年以上になると聞かれる、「プログラマー」「ネイルアーチスト」などは、小さい子の目には入りません。
そう考えると、電車に乗っても先頭車両でかじりついて運転手さんを見つめる子供がいなくなりました。
確か、弟が小さいときはよく見ていたように思うし、私が電車通学しているころもまだそういった子供はよく見かけました。
自分の子供が二人とも成人し、子育てした時代も過去に。
子どもたちの生活がわからなくなってきました。
今週末は保護者会。
おうちの方とじっくり語り合えるこの時間に、少し子供の時間をのぞかせてもらいたいなと思います。