こんにちは。葛飾区白鳥ゆめピアノ教室のいしごうおかです。
ペダルを踏み方の基本をご紹介します。
これから初めてペダルを踏む演奏にチャレンジする方やこれまで経験はあるけれど上手く踏めているのか不安な方も是非参考にしてくださいね。
まず大切なのは座る位置
出典 ミュージシャンズクラウド
これは今から演奏する曲がペダルを踏む・踏まないに関係なく、まずピアノの前に座る時に確認してほしいことの一つです。
【1】右足を一番右側のダンパーペダルに置き、踏んでみましょう。
左足はしっかりと地を踏みしめておきます!
★右足の置き方★かかとをしっかり地につけ、つま先から指の付け根あたりをペダルに乗せます。
【2】両手を鍵盤に演奏する時の自然な感じで置いてください。
【3】その状態でチラッと目を足元の方に向けてください。視界に右足が入っていますか?
この時、椅子がピアノに近すぎると右足が視界に入りません。少し椅子を後ろに下げましょう。
ペダル記号について
主にクラシック音楽の楽譜に書かれています。
実際の楽譜を見てみましょう。ペダル記号が二つあるのがわかりますか?
記号だけ拡大してみます。
<左>ペダル・オン(踏む) <右>ペダル・オフ(離す)
ペダルを踏む前に再確認。なぜペダルを踏む必要があるのでしょう?
ちょっと回り道のお話になりますが、原点に戻りましょう。
ペダルを踏むのは音を持続させたい・音の余韻を効果的に響かせたいからですよね。
そこで・・・
まずはペダルを使わないでも、理想の演奏に近付けるように練習をしましょう。その音符は2分音符ですか?4分音符ですか?
ペダルを踏むことに意識が集中してしまうと、音符の長さを全く気にせずペダル任せになり手を離してしまう人が多いからです。
手を離した余韻の音と鍵盤を抑えた状態での響きとは全く違うものだからです。
実際の踏み方を練習しましょう
このようにペダルを踏む記号があった場合、どのタイミングで踏むのでしょうか?
指は「1本で」ひいてください。
手で鍵盤の「ド」「レ」「ミ」「ファ」・・・と弾く時に同時に足でペダルを踏む・・・と普通は思いますよね。
それではド、レ、ミ、っファ、のように音が切れてしまいます。
実際は次のようにします。
「踏む」「離す」「踏む」「離す」・・・一連の動作は「踏み替える」と言った方が良いでしょう。
これらの練習を和音に置き換えてみるともっと実戦的ですので是非チャレンジしてみてください。
最後に
一般的な曲でのダンパーペダルの役割は手だけでは持続できない部分を伸ばす為に使います。
ですので、踏み替える時にバタンバタンと踏み替える音がうるさくなったりしてはいけません。
たいていは、ペダルから足が離れていたり、密着していないために音が出ます。
テンポの速い曲は最初はゆっくり踏むタイミングをじっくり確認して、根気強く練習しましょう。