こんにちは。葛飾区ゆめピアノ教室のいしごうおかです。
「耳コピ」という言葉をご存知でしょうか。
曲を聞いて、楽器や歌で再現して演奏すること。
ポピュラー曲ではすごく便利だと思います。
クラシックでも、「スズキメソード」は究極の耳コピ。
(スズキメソードは、CDなどで巨匠の演奏を聴いて、それをそのまま真似する指導法。
読譜は2の次という考え方)
でも、実際に「耳コピしよう」となると、すぐ壁に当たってしまいます。
聴音なんかで、和音をジャ-ン、と聞くのは、ドミソとわかるけれど、サーッと流れるCDの曲は
もう何が何だか…
やっぱり、小さい時に「絶対音感」をつけておけばよかった。
でも、コピーができるかは、単に音感の問題だけではないんです。
「なれ」というものがあります。
プロ野球ピッチャーのボール
最初は、まるでボールが消えたようで全然見えない。
でも、何度も何度も見ているうちに、ボールの道筋が見えてきます。
それと同じで、音楽に耳が慣れてくると、だんだん細かい点も聞こえてきます。
まずはメロディを頭において、何度も何度も聞きましょう。
書いたほうがいい人は、音符でも、カタカナでも構わないので、音の高さを書いていきましょう。
「キロロ」の二人が作曲、編曲のときは、カタカナで白い紙に書いていくんですよ。
いったん聞こえ始めれば、どんどん聞こえます。
紙に書かなくても、耳コピして弾けるようになるかもしれませんよ