こんにちは。葛飾区ゆめピアノ教室のいしごうおかです。
楽譜がスラスラ読めない・・・・
パッと見てよめないので楽譜を見ながらひけなくて、全部暗譜してから弾いている。
そういう方、意外と多いです。
ご自分で悩みと思っていればまだいいのですが、暗譜して弾けてしまうので、悩んでさえいない方も。
でも、楽譜を見ながらひけたほうが、絶対にいいのです。
何十ページもあるソナタ、全部暗譜してからひきますか?
それに将来、家族やお友達の伴奏をしてみよう、となったら、どうしますか?
伴奏は、楽譜を見ないとタイミングを合わせたり、難しいですよ。
もしピアノのレッスンを受けているなら、先生が注意点を書き込んでくださるのでは?
全部、頭に入っていますか?
楽譜を読むのは、「慣れ」です。
ピアノの楽譜には、ト音記号をヘ音記号の2種類しかなく、楽譜によって「ドの場所」が変わることもありません。
いったん音符の位置がわかってしまえば、考えなくても自然に読めるはず。
苦手な方でも、真ん中の「ド」は読めますよね。
その隣の「レ」も、すぐわかります。
そうやって、読める音を増やしていけばいいのです。
ピアノには88個鍵盤があります。
でも、楽譜上の音符が88種類、あるわけではないです。
大譜表の幅からはみ出した音、加線の音が5.6こで、あとは「オクターブ記号」を使います。
「8・・・・ という記号が、音符の上や下についています。
これで書いてある音よりも、1オクターブ上でひく、下でひく、という意味です。
立ち止まりながらでもいいので、目線を楽譜のほうに向けて。
なるべく手元を見ないで、鍵盤の幅を指で探りながらひいていきます。
音がとんでいるときだけ、ちらっと手を見る。
手ばかり見ていて楽譜と手の間を目線が行ったり来たり。
これだと、楽譜に集中できず、読譜力が上がりません。
あとは、大人の方限定で、読みにくいところは仮名を振る。
和音は大変でしょうから ドファラ、とか書き込む。
慣れてきたら消します。
ひと手間かけて、最初にコピーを取っておく。
そして、フリガナ付き楽譜と、仮名なし楽譜の2種類用意して、交互に使うのもおすすめです。
楽譜を覚えてピアノを弾いてもいいですか
…この質問のこたえは、
覚えて弾いてもいいけれど、並行して譜読みの勉強も進めましょう。
でした。