こんにちは。葛飾区ゆめピアノ教室のいしごうおかです。
ピアニストになるには、1日何時間くらい練習すればいいのでしょうか。
オリンピッのテレビ中継を見ていたら、「オリンピックの選手になるには、10000時間の練習が必要」と言っていました。
10000、と聞くと多い気がしますね。
でも・・・
5歳から練習を始めて、16歳でオリンピックに出たとして計算すると、1日2時間半。
少ないですよね?
高校生の吹奏楽の部活でも、もっと練習しています。
一流のピアノストの中には、1日10時間以上練習したという人もいます。
起きている間、ご飯とお風呂をのぞいたらずっと。
学校に行く暇もありません。
何時間以上練習したらピアニストになれる、という基準はありません。
量より質です。
ただ繰り返し弾くばかりでは、手が疲れるだけ。・
音色に気を配る練習、脱力の練習メロディをよく歌わせる練習と目標を決める。
曲を8小節、16小節とフレーズで区切ってそこだけをしっかり仕上げる練習。
こんなことをしていると、ぐんぐん上達していきます。
ピアノを弾く練習以外にも、大切なことがあります。
CDやコンサートでいい演奏をたくさん聞くこと。
ピアノだけでなくオーケストラもいいと思います。
今自分が弾いている曲の作曲者について調べてみる。
どんな時代のどんな人が作った曲なのかわかると、ずっと深みのある演奏ができます。
音楽だけではなく絵を見たり本を読んだり、いろいろな芸術に触れることも大事ですね。
そうやって実りの多い時間をたくさん過ごして、ピアノの練習もたくさんした人が優秀なピアニストになるのです。
女性指揮者の西本智実さんは子供のころ、野球が得意だったそうですよ。