右手と左手のリズムが割り切れない 憧れのピアノ曲の練習法

こんにちは。葛飾区ゆめピアノ教室のいしごうおかです。

憧れの曲を弾き始めたけれど、出だしでつっかえて先に進めない。
よくありますね。

例えば、ドビュッシーの「アラベスク1番」。

ミファドミシドソシファ…と右手が下りていくところ。
ここは左手が8分音符、右が3連符で2対3の関係になっています。
つまり、きちんと割り切れない。

これはそんなに大変じゃなく、勢いでひいてしまえばいいのです。
すべてがきちんと均等になっている必要はありません。

 

 

それだと気分が悪い人は、片手ずつ、目をつぶっても弾けるくらいに練習。
次に、1拍分ずつ、ゆっくり練習します。
♩=50くらい。
メトロノーム

それから1小節ずつ続けます。
まずは机の上で指だけ動かして。

左手は全部弾いて、右手は拍の頭だけ弾いて合わせる。

 

 

リズム練習もいいですね。
右手の3連符を、ピーマンピーマン、のように、タータタタータタのリズムでひきます。
できたら左手と合わせます。

同じようにヒコーキヒコーキのリズム、ベントーベントーのリズムも。

 

 

この形がかなりの割合ですが、途中で右手が2声になっているところがあります。
ここは上と下に分解して、それぞれ練習。

あとは、1拍分ずつ和音にするのもいいと思います。

左手のアルペジオがとにかく弾けないなら、どこの音でつっかえるのかよく観察。
たいていは指がくぐるところでしょうね。

そこの2音だけを練習。
できたら、前後に1音ずつ足していく。

 

 

こうやって、シミを落とすように一つずつ、苦手な場所をきれいにしていくのが憧れの曲をものにする早道です。

ちなみに、ショパンの幻想即興曲も同じように割り切れないので、同様に練習できますよ。