こんにちは。葛飾区ゆめピアノ教室のいしごうおかです。
大人の生徒さんたちを、同じように熱心に教えていても上達する方とそうでない方がいらっしゃいます
上達する方の特徴を、ほかの先生のご意見も紹介しながら考えます。
意志の強さ
この曲が弾きたい、でも、子供が弾いていた楽器を生かしたい、でも、弾きたい気持ちの強い方は上達も早いと思います
ピアノ教室・ネットより、先生方のご意見をご紹介します
埼玉県所沢市小手指町 あんだんて 御邊先生
御邊先生: 好きこそものの上手なれ、です。
いままでに機会がなくて、またどんなに音感がなかったとしても、でも、やってみたかった。そんな気持ちが強い方は、すごく伸びます。
伸びる人は、言われたことだけを、きちんとやってきます。とてもまじめに。
できないという現実と、向き合うことができます。そういう方が、すごく伸びます。
広島県広島市西区 『コンソーロ音楽教室』 相原先生
相原先生: 本当に上手になりたいかどうかは、その気持ちの持ちようですね。強い人は、伸びると思います。
もちろん、途中で壁にあたる大人の生徒さんもいらっしゃいます。
もし壁にあたったら、小さなことで、できることをまずやっていただくようにしています。
そうやって、小さな成功体験を積み重ねていただきます。教師は、それを応援する立場だと考えています。楽曲についても、相談をするというスタンスです。教師側があれこれ言うより、大人の生徒さんからまず希望を聞いて、そこから相談にのり、いっしょに達成できるようにします。
生徒さんの顔色をうかがうわけではけっしてありませんが、やはり、今やっていることが楽しい、と思わないと続きません。
大人の生徒さんは、背景もそれぞれです。
将来の目標は何なのか、そこに配慮しています。ふだんのレッスンは、週一回のペースが多いですが、自宅ででもこれならできるという課題の与え方をして、モチベーションを維持していただくようにしています。
それが、先生の役目ですし、続けていただくためには大切なことだと考えています。
素直であるかどうか
これも重要です。
大人のレッスンでは、理屈がわかりますから楽曲分析をします。
練習をするときに、声部で分けて、一番上、真ん中、下だけとか 一番上と真ん中だけで練習してくださいとお話しします。
レッスンで一緒にやってみるのはもちろんです。
難しい箇所は、ほとんど止まってるんじゃないかというくらいにゆっくり練習します。
片手もよいのですが、ピアノは両手のバランスでひいていくのでむしろ両手でゆっくりをたくさんしたほうがいいと思います。
新しく曲を始めて、何回レッスンしてもあまり上達していない方がいます。
「細かく分けて練習していますか」
「超ゆっくりで、少しずつひいていますか」
と伺うとやっていません。
せっかくレッスンにいらして練習のやり方を習うのに、自分の好きな練習しかしないのでは
独学でやっているのと変わりません。
「先生が指導したとおりに、素直に練習する人」が上達していくと思います。
もちろん、先生の側が、指導法をしっかり研究していることは、大前提です。