大人のピアノ 上達のポイント② 目標は現実的に

こんにちは。葛飾区白鳥ゆめピアノ教室のいしごうおかです

大人のピアノ 上達のポイントは、一つ目は知っている曲を優先 でした。
次のポイントは技術にこだわりすぎないようにです。

 

技術にこだわりすぎないように

手や指の基本フォームや指の神経独立、よい筋力など、これらの基本技術の上にさらなる技術を積み重ねていくことは大事です。
大人になってピアノを始める方は、あまりこだわらない方がいいと思います。
別にプロになるわけじゃないのですから。
それよりも、実際にピアノの音をよく聴いて、自分が目標とする曲が弾けるような練習に時間をつかいましょう。

指の練習を重点的にしたいという方は、ちょっとした音階練習でもいいでしょう。
指くぐりやまたぎなどを無理のしない程度にやっておくだけでも、かなりの効果はあります。

また、ペダルも思いっきり使いましょう。 (参考 ピアノアドバンス)

私のピアノの先生は、「ペダルあってこそピアノ」とおっしゃいます。
確かにそれ以前のチェンバロのような鍵盤楽器には、現代ピアノについているペダルはありません。

ピアノ

現代のピアノ。ペダルが3本

 

 

 

 

チェンバロ

チェンバロ

ペダルはありません。

 

 

 

 

 

 

音階やアルペジオなどで指使いがうまくいかずに途切れそうなところは、ペダルを踏んで堂々と弾きます。

 

目標は現実的に

ピアニストのリサイタルやテレビやCDの演奏を聴いて、弾きたい曲の理想が大人の方にはあるかもしれません。
目標を持つことはピアノを弾く上大事ですし、やる気もでます。

というか、ピアノを始めるきっかけかもしれません。

 

でも、あまりに目標レベルが高いと、長い期間をかけてもそこまで到達できずにピアノがつまらなくなってしまう可能性もあります。
ちょっと弾いたくらいでは、横を見ながら余裕の表情でピアノを弾けるようにならないのが現実です。

大人は曲を仕上げる段階になっても、なかなかテンポどおりには弾けないかもしれません。
リズム感と指の両方が主な原因ですが、すぐには身につかないものでもあります。

そういった時には、難しいと思う箇所は堂々とゆっくり弾きましょう。
「私はゆっくりと弾いているんだ!」と自信を持って弾けばいいのです。

こんな感じで柔軟にやっていくことが、大人が趣味で楽しむピアノには必要だと思います。
別に悪いことではなく、目的の違いだと思えばいいことです。

まずは自分が楽しくないと、人にも聴かせられません。