こんにちは。葛飾区白鳥ゆめピアノ教室のいしごうおかです。
日曜日、電話がかかってきました。
小学校2年生の女の子のお母さん。
聞きたいことがあるのですが…とのこと。
幼稚園の年少からピアノを習っていて、
今ブルグミュラード真ん中あたりと、バーナムピアノテクニックの1巻
トンプソンの2巻の終わりをしているとのこと。
先生がご年配で、ほかに生徒さんがいない。
自分のこどもが、進み方が速いのか遅いのか知りたい。
こういう質問、よくされます。
でも、人によって体格や手の大きさが違うし、
ピアノ歴も何年か、3歳からか8歳からか。
家で練習している楽器にもよります。
電子ピアノよりはアップライト、グランドピアノのほうが
フォームもよく、耳も育つのは当然のこと。
早くも遅くもないですよ、と答えにならない答えをしました
そもそも、ほかの人と比べることに
意味があるでしょうか?
私は比較するのが好きではないので、
発表会のプログラムに、学年や年齢を載せていません。
それでも、出演順が年齢の順になっており
だいたいのことはわかるのですが。
年齢でほかの人と比べてほしくないな、と意志表示です。
人と比べてみたければ、コンクールに出るのはどうでしょうか。
結局コンクールも人との比較ではなく、
その人の演奏がどれだけ練られているか、を見ています。
でも、同じ課題曲をたくさんの参加者が演奏するので、
自分とほかの人を比べることはできます。
電話のお母さんの場合は、お子さん本人が人のことを
気にしているかはわかりません。
人の演奏を聴いて刺激を受けるのはとてもいいですが、
音楽ってそれぞれの個性が出るものです。
比べてほしくないなと思います