こんにちは。葛飾区白鳥ゆめピアノ教室のいしごうおかです。
ピアノに限らず、曲の楽譜には、左上に速度記号があります。
アレグロ、とかモデラート、とか。
作曲者や編曲者が、「その曲が一番、それらしくきこえる速度」を
きめています。
分かりやすいのがマーチ。
行進するための音楽です。
大勢の人が歩調をそろえて歩く速さは、
大体決まっています。
速度記号は、テンポマーチ。
曲によっては、メトロノーム記号も書いてあります。
ほかに、舟歌などのゆっくりな曲は、
テンポに指がついていかない、というのはないはずです。
ゆったりしているので、
何となく間が持たないというのはあります。
船が揺れているゆらーん、ゆらーん、という感じが出れば、
テンポはある程度自由に、
その人に合った速さでいいと思います
マーチなどの速い曲では、
指がついていかないからとあまりに遅くすると、
とても歩ける速さではなく、重くなってしまいます。
少しずつ、マーチに聞こえる速さまでテンポアップです。
さゆみちゃんのレッスン。
連弾で、ドヴュッシーの速い曲をしています。
自己申告で、指定した♪=152だとうまく弾けないとのこと。
少し遅く、130くらいで始めました。
でも、なんだか重たい。
一度、うんと遅く、112でしっかり合わせる練習。
そのあと、152に挑戦してみました。
なんかいい感じ。
この曲の軽さに、あってるので乗りやすいんですね。
よく、曲がうまく弾けないとき、「ゆっくり弾いてごらん」と
テンポを落とします。
でも、ノリのいい曲の時、
遅すぎて乗れないので、うまく弾けないこともあります。
メトロノームをいろいろ動かして、試してみましょう。
それと、メトロノームより
自分の演奏が先に行ってしまうとき。
倍の設定、たとえば♩=60だったら♪=120にしてみる。
テンポは同じですが、細かく刻んでくれるので
合わせられることがあります。
それと速く弾けるようになったら、
転んだりしないできっちり引くことも大事です。
うんとゆっくり
速く
の2種類の設定をしてみてください。
メトロノームを上手に使って、安定したテンポ感をつかんでください。