いろいろなピアノの弾き方があって面白い

こんにちは。葛飾区白鳥ゆめピアノ教室のいしごうおかです。

今日は大人のTさんのレッスン。

今日の曲は、びっくり交響曲。
ほぼ楽譜通りに正しく弾いています。

ただ、この曲らしい感じがしません。

もともと弦楽器で演奏される曲で
ド、ド、ミ、ミ、ソ、ソ、ミーファ、ファ、レ、レ、シ、シ、ソーと
短い音、長く弓を引っ張って弾く音がはっきり分かれています。
オーケストラ
Tさんは、長く引っ張って弾く音を、ほどほどではなしてしまいます。
テヌートの記号もついているし、
「その音を十分に伸ばして」という意味だから、
次の音ぎりぎりまで指を離さないでください

Tさん、「ん~難しいですね」と言いつつ挑戦。

しっかり伸ばすと、次の音に移るのにすばやくしないといけません。
その動作が難しいのでしょう。

もう一つ「びっくり交響曲」という題名通り、
ずっとピアノで静かに弾いていて、
突然「ジャーン」と和音がフォルテで出てきます。

居眠りして聞いてた人が、目が覚めるところです。

この弾き方が、もっと手の力を抜いて、一度
「うらめしや~」とする手の形にしてから、勢いよく
一気に落とす。

そうすると、乱暴ではなく響きのよい、大きな音が出ます。
ただ力任せにすると「びしゃーん」と汚い音です。

いろいろ弾き方があって面白いですねー、とお帰りになりました。