キーボードで練習するとついてしまう癖とは

こんにちは。葛飾区ゆめピアノ教室のいしごうおかです。

美音ちゃんのレッスンをしました。

もともとピアノが好きで、一生懸命にひくあまり笑顔の少ない美音ちゃん。
気持ちはわかりますよね。

プレピアノランドで基本的なフォームや楽譜の味方、中央の度を挟んで1オクターブ分の音符を読むことはしっかりできるようになりました。

今は、続きのピアノランドテクニックで、腕の使い方やタッチの使い分けを練習中です。

実は美音ちゃんは、1年以上キーボードで練習していました。
お母さんが、何とか電子ピアノではなく、アップライトピアノを用意できないかと頑張っていたためです。

結局いつまでも美音ちゃんを待たせられないし、と、電子ピアノをまず購入しました。

キーボードでついてしまった弾き方の癖は、少しずつ良くなっています。
特に、指がそってしまうことはほとんどなくなりました。

ですが、腕を振る癖は治りません。

 

 

この癖は、元気な子供さんによく見られます。
大きな音を出したいのに、指の力が弱いので腕を振ってカバーしてしまうのです。

なぜ腕を振って弾いてはいけないのか。

まず、音が乱暴になる。
小さい音は出ない。
レガートに弾いても、波打った感じになる

アコースティックピアノを使っていても、こういう癖はあります。
が、キーボードで練習している生徒さんは全員必ず、腕を振っています。

理由は、

電子ピアノに比べても、キーボードの鍵盤は浅い。
すぐにそこに届いてしまうので、打鍵の力が余ってしまい。さらに下へと手首が下がる

・・ということじゃないかなあ、と思います。

腕ふり

たぶん、紙鍵盤でも同じことが起こるはず。

1年間かけてつけてしまった癖は、直すのに倍の時間が必要です。
毎回、「腕ふらないでー」といわれるのは苦痛でしょうが…。

根気良く、直したいと思います。