ピアノ教則本 つまづいたときの方法

こんにちは。葛飾区ゆめピアノ教室のいしごうおかです。

大人の方で、教則本に沿って練習してきたけれど、どうしてもこの曲(例えば第5番)が指が動かなくて弾けない。
そこで停滞しているけれど、どうしたらいいものか…。

こんな時、レッスンに通っていると先生が「もう少し頑張ってみましょう」とか「とりあえず先へ」と方針を示してくれます。
独学では、自分で判断しなくてはいけませんよね。

ハノン

 

教則本は大体、何かのテクニックや音型、リズムを習得するように課題ができています。
例えば1番はレガート、2番はスタッカート、3番は付点四分音符というように。

その課題の「意味」が分からないなら、わかるまで練習するべきです。
例えばレガートって今ひとつわからない。

音がつながる感覚がわからないなら、「2つの音がしっかりつながる」まで練習します。

 

でもそうではなく、課題の意味は分かって弾き方もわかるけれど、指がついていかないなら先に進んでしまいましょう。
第5番が16分音符の課題で、それらしくはやく弾けず、まるで4分音符みたい…だとしても。

 

ほかの課題をしているうちにできるようになるかもしれないし、それまでは、16分音符の出てくる曲は避けるか、うんとゆっくり弾けばいいだけです。

 

 

もし、一つ一つのテクニックを習得することにこだわりたいなら、第5番は保留にして毎日ひく。
そのかわり、5分だけ。それいじょうはこだわらないで切り上げます。

そして、6番以降に進んでいけば、テクニックが向上するとともに第5番も必ず弾けるようになります。

 

ただ、こういう保留する曲があまりにたくさん出てくるなら、教則本のレベルがあっていないということ。
もう少しゆっくり進むものに変えたほうがいいかもしれません。

 

 

それから、教則本だけではなく、自由曲をどんどん弾きましょう。
好きな曲を選んで、一番好きなフレーズを何とかひこうと練習する。

そうすると、教則本でうまくいかなかった16分音符が、ひけたりします。
こういう繰り返しで、テクニックが上がっていきますね。

自由曲ですから、サビの部分だけを弾いたっていいのです。
楽しく進めることが、上達のカギです!