こんにちは。葛飾区白鳥ゆめピアノ教室のいしごうおかです。
やる気スイッチ、君のはどこにあるんだろう…
塾のCMソングで、子どもの背中にやる気を起こさせるスイッチがあるのでした。
ピアノにも、やる気スイッチあります。
先生や保護者は、いったいどこに・・とそれを探します。
生徒さんにより、環境や年齢によりそれぞれですが、
私が発見した、できなかったスイッチをいくつか。
1、ピアノレッスンが、何をするものなのかわかった!
そもそも、「やる気スイッチ」が入ったから、体験レッスンに来るように思えます。
そういう生徒さんもいますが、違うこともあります。
3,4歳で体験レッスンの場合、「ピアノのレッスンって、何をするか知らない」のです。
保育園、幼稚園で先生がピアノをひいているのは見ています。
指を動かして、時には足も動かして弾くんだな、というのはわかっているけど…。
体験レッスンでリズム遊びをしたり、歌を歌ったり、
鍵盤を押して音を出したり、きれいな絵の描いてある「楽譜」を見たり…。
先生といろんなことをするんだな、というところまでは、体験レッスンで理解してもらえます。
問題は、家でする練習。
レッスンで習ったことをおうちで毎日練習します。
わたしも説明するし、お母さんにも話していただいています。
でも、実際小さな子供が、「毎日家で、音をよんだり弾いたり、はたの練習をする」と理解するのは、
練習し始めてから。
今日だけじゃなく、明日も、明後日も、
「さあ、ピアノの練習の時間よ」とお母さんに言われるようになって、初めてわかるのです。
入会するかどうかの、お電話をいただいて、
「私は習わせたかったんですけど、本人は体験レッスンに1回行くだけと思っていたようで…」
そうとは知らなかった…毎日練習なんかしたくない。
と、思ったのでしょうね。
わたしとお母さんは、やる気スイッチを見つけて、おしてあげられませんでした。
でも、必要なプロセスなので、思い切って体験レッスンは受けていただきたいです。
2.小さな目標ができた。気に入った。
今年に入ってゆめピアノで始めた、50時間練習マラソン表。
今週ありさちゃんが第1号で、50時間達成しました。
はるねちゃんは、ピアノは好きだけれど、レッスンの宿題に今一つ
気持ちがのりませんでした。
ところが、このマラソン表を始めてから、
飛躍的に練習量が増えました。
一時期は、「このままやめてしまうのでは・・」と心配していたのが
嘘のようです。
出来上がった曲を私と連弾して、お母さんにも聞いていただきました。
いつも「すごい」と喜んでいただきました。
3.自分に今、どれくらいの練習が必要なのか、お母さんと先生、自分の3人で確認した
レッスンが4年、5年と続いている梨乃ちゃん、さゆみちゃん。
それだけで頑張っているのですが…。
私は、練習しなくても強く怒るタイプではないし、
練習不足の期間が続いていました。
教材のレベルが上がっているのに、ふさわしい練習量が分かっていないことも。
それぞれ、お母さんも交えて3人で、
・今の教材なら、1日1時間は練習が必要
・それが無理なら、教材を減らす、変えることも相談
・少ない練習量のままなら、決まっているサマーコンサートの曲も変更が必要
もしくは、参加するかどうかももう一度考える
再確認しました。
りのちゃんは、
「サマーコンサートのルパンの曲は絶対に弾きたい。
練習が足りないのはわかっていたけど、遊びが楽しかった」
さゆみちゃんは、
「ほかの、やることをサッサとして、ピアノも毎日する」
それぞれ、決意表明がありました。
長く続けているからこそ、時々レッスンや、練習について、
保護者の方も交えて見直さなくては…と強く感じました。