こんにちは。葛飾区ゆめピアノ教室のいしごうおかです。
ピアノで曲を弾くとき、リズムをとって無意識に体が揺れてしまうことがあります。
これは、ダメなのでしょうか。
気持ちがこもっているのでは?
体で拍子をとらないで
体が動くこと自体ではなく、「拍子をとって縦に揺れている」のがダメなのです。
よく、首を振っていることもありますね。
私自身もよく、先生に「頭」と書き込みされています。
小さい子供が歌を歌うとき、「やねよーりーたーかーい」と大きな声で歌いながら、1.2.3と体がはずんだり
首を振っていますよね。
気持ちはこもっているし一生懸命さは伝わってきますが、美しい歌、ではないですよね。
たぶん、声も、うわん、うわんと揺れてしまいます。
歌の上手な人は、「屋根よ~り~た~か~い」までを一つのフレーズとして、言葉を大事に歌い上げています。
気持ちを込めるあまり、「子供版こいのぼり」になっていませんか?
正しいテンポ、リズムにしようと、拍に合わせて曲を追っていませんか?
「人間メトロノーム」になっていませんか?
フレーズを、大きく感じて歌っていますか?
演奏家の様子をもう一度、よく見てみましょう。
体は動いていますが、拍で刻んではいませんよね?
あまり体を大きく動かすと、指先の動きがおろそかになったり、つられてしまいます。
指先に集中していい音を出そうとすると、無意識に体を動かすことはなくなるはず。
体が動くのは、音楽の流れに沿った自然で滑らかな動きになっていくでしょう。