葛飾区白鳥ゆめピアノ教室のいしごうおかです。
譜読みの早い人、遅い人がいます。
何が違うのでしょう?
一つは、それまでピアノを弾いてきた量の違い。
音楽を専門に勉強してきた場合、
高校生くらいまでに1万時間以上練習しています。
私の場合
まずは曲が何調なのか(調性)、拍子を確認して弾き始めます。
簡単そうなところははじめから両手で始めます。
弾きながら指番号を書き込みます。
当たり前にドレミファ が1234のように
順番に指を使うところは書きません。
何度弾いてもとまるところだけを
ゆっくりや片手で練習します。
あまり慣れていない生徒さんに「どうやって譜読みをしていますか?」といって、
観察すると、指番号を書き込む人はいません。
「ドレミ」を書き込むのです。
そして、その音がどの鍵盤なのかというのは、
鍵盤を見て確かめます。
膨大な時間がかかります。
ピアノを弾いてきた時間の少ない人たちは、楽譜に書かれている音と、
ピアノの鍵盤の位置が一致していません。
これを鍵盤ポジション感覚、と言います。
この感覚を身に着けるには練習量が必要。
練習量が少ない人がハンデを埋めるには、
指番号がとても大事になります。
音階練習は、指づかいに効く
ごく当たり前のことですが、
音階、アルペジオの練習は、指使いを身に着けるのに有効です。
音階の指使いは固定しており、決まった指で弾く訓練にもなります。
練習に効率を求めるのは私はあまり好きではないのですが、
時間には限りがあります。
それに、子供時代の1万時間を取り戻すことはできません。
譜読み時間を短縮するには、
ドレミの書き込みをやめて、指番号を書いて
必ずいつでもその指で弾くように練習しましょう。