ピアノのペダルに穴が!!

葛飾区白鳥ゆめピアノ教室のいしごうおかです。

このブログを読んでいる皆さんは、
おそらくピアノのペダルに穴が開いているのを見たことがないと思います。

私は数年前に
ピアノ工房で、調律と修理の修業をしました。
その後、フェイスブックで調律師さんたちとの交流をしています。

ピアノ調律用ハンマー↑

Yさんという 調律師さんのお話です

”アメリカの大学の練習室のピアノには、ペダルに穴が開いていることがあります。
長年の靴底の摩擦ですり減って、終いには穴が開くのです”

・・・なんだか恐ろしく感じます。
ものすごく激しく ペダルが動いて
執念深く練習している学生の姿が思い浮かびます・・・

ピアノはもともと 靴を履いて演奏する楽器

そもそもピアノという楽器は
日本古来の物ではありません。
きっと世界のピアノ人口から言えば
靴を履いて演奏する方が主流でしょう。
日本だって、ホールやスタジオ、音大の練習室では
靴を履いていますよね。

日本の一般の家庭では
裸足かスリッパでペダルを踏むのが一般的だと思います。
私自身は裸足だと足が痛いので、
必ずスリッパをはいています。
以前は靴とのギャップがなくなるように
ヒールのあるスリッパを使っていました。

ここまで読んでお気づきの方もいるかと思います。

 

アメリカの大学で、ペダルに穴が開いている。

・・・とありますが、
考えてみれば日本でも、大学の練習室では靴を履いていますよね。

でも、少なくとも私自身も周囲の日本のピアニストも
ペダルに穴が開いているのを見た人はいません。

アメリカ人と日本人の体格差もあるでしょう。
(アメリカの大学はそもそも多国籍の学生がいます。)

おそらく、日本では メンテナンスも割と回数多く
楽器の交換も 比較的早く行われているからだと推測します。

たくさんの練習室の中には
「あー、今日はこれかあ・・」と言いたくなるような楽器もありました。
でもそれは、鍵盤の剥がれやがたつき、ゆがみ
ましてや ペダルの穴などという次元ではありません。

せいぜいタッチが重いとか、音色が好みではない
楽器としてのグレードが低いといった ところでしょう。

このフェイスブックの話題はもともと
ニューヨークスタインウエイのピアノには
ペダルのつま先が当たる部分に
金属プレートが貼られていた  というところから始まっていました

葛飾区のピアノペダル

50年以上ピアノと付き合っていても
知らないことがたくさんですね。

ちなみに、金属に穴が開いてるのは
やかんか 中華鍋くらいしか見たことがないかも。

 

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