幼児の指導者に必須  見極め力

葛飾区白鳥ゆめピアノ教室のいしごうおかです。

ピアノ指導者、特に就学前のお子さんの指導者に
必要なものって何でしょうか。

とっつきやすい笑顔
子ども慣れしていること・・

たくさんありますね。

今日は「見極める力」について考えてみます。
特に幼少期の発達は びっくりするくらい早い。

這えば立て、立てば歩めの親心

といいますが、実際にはついこの前首が据わったかと思えば、
ハイハイしてつかまり立ちまではあっという間。
(という方が多いです。うちのように例外はたくさんあります)

これは3歳の美花ちゃんの作品
線の音を書く練習です。

いくつか、大きめのまるが成功しています。 でも、線の上方に小さな丸もありますね。 美花ちゃんは 本当に「線の音」を理解しているのでしょうか。

シールで試してみました。 こちらは
線の音
間の音

どちらもきちんとできています。

この2つの作品から
美花ちゃんは 線の音 間の音は理解している。
けれど、鉛筆でモノを書くことに慣れておらず、
同じ形を繰り返すと どんどん小さくなってしまう。
そのため、線から外れてしまい、夢中で書くので気づかない

というのが、私の分析です。

 

はじめの1枚で ああ、見はなちゃんにはまだ音符書きは厳しいな、と判断したら
譜読みやドリルについては、しばらくはもっとやさしいもので足踏みします

それも悪くはないですが、
ピアノを早く弾きたくて 3歳から教室に来ているのです。
できたらどんどん譜読みして、
手のフォームもプレピアノランドで鍛えて

年末の聞きあい会で、小さな曲を演奏してもらいたいな。
それが「先生心」じゃないかなあと思います。

見極めが大事、というお話でした。

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