奥深い ピアノの指使い 決め方のコツ

こんにちは。ゆめピアノ教室のいしごうおかです

 

昨日橋本さん(30代男性)のレッスンがありました。

おとなのためのピアノ教本1-3を終了し、

現在は3巻の巻末にあるスケールアルペジオをしつつ、Jpopの曲を練習。

 

・・・曲名を書こうと思いましたが、すっかり忘れました。

今風の、adoとかではなく、昭和から平成に活躍したどなたか女性のうたです‥。

 

聞けば中級の楽譜だったとのこと。

かなり難しいうえに、指番号の記載がありません。

 

この指番号を決めていく作業はかなり難しいうえに

誰にでも合うものがありません。

印刷されていても、それは決めた人が一番いいだろうと思った指つかいです。

 

 

これは私の楽譜。

モーツアルトのピアノトリオです。

5線が4段でワンセット。

上の2段は ヴァイオリンとチェロが担当。

 

下の2段がピアノ。

 

指番号は一つも書いてありません。

 

これは、自分で指使いを決めて記入したところ。

考えるにはコツがあります。

 

・黒鍵上になるべく1の指がのらない。

 したがって、黒鍵上で指くぐりもしない

・ひとつながりのフレーズの最後から決めていく。

 この写真だと シドレラシ で終わるので、 この5つの音の指を先に決めます。

 

 シレラ は♭がつき 1の指が使えないので

必然的に「ド」が1と決まります。

 

この5つの音を決めてから、

楽譜を逆順に見て指を決め(右から左へ。実際に弾くのとは逆に見る)

フレーズ頭のシは、「2」と決まりました。

 

これを頭から考えると、

最初の音を2,3,4のどれにしたらいいのか、

どのタイミングで指をくぐればいいのかがたくさんの可能性があり、

一番いいパターンにたどり着くのに 手間がかかるうえ、難しくなります。

 

 

実際には、指使いは弾く人の

・手の大きさ、指の長さ

・器用かどうか

・弾き癖

が複雑に関係するので、難しいです。

 

それに、同じ演奏者でも一度決めた指番号が

途中でしっくりこなくなることも。

 

テンポが上がっていったり、弾きなれることでなんだか違うと感じたり。

 

何をやってもしっくりこなければ、やはりほかの人に聞くのがいいように思います。

 

探し物が見つからない時、

自分以外の人が簡単に見つけたりしますよね。

それと同じです。

 

 

弾き癖や指使いを考える手順が人により違うので、

思いがけずいいパターンを教えてもらえます。

 

私はいまついている仙田先生より指が長いので、

先生と同じ指使いだと、指がくぐれないこともあります。