こんにちは。ゆめピアノ教室のいしごうおかです。
ピアニストの舘野 泉さんが書かれた「絶望している暇はない」を読みました。
舘野 泉さん
左手のピアニスト。
ピアニストとして活躍していた65歳の時に、脳溢血で倒れ、右半身が不自由になる。2年間のリハビリの後に、左手のピアニストとして復活。
この本のサブタイトルに「左手のピアニストの超前向き思考」とありますが、まさに超前向き!そして面白くて強い方だと思いました。
もし私が今、右手の自由を奪われたら・・・
それでもピアノを弾くかなぁ?
あきらめるかなぁ?
そんなことを考えながら、読み進めました。
- 「右手を奪われたんじゃない。左手の音楽を与えられたのです。」
- 「不自由になったことで、本質が見えてきた。」
- 「楽な道はおもしろくない。」
- 「どんな楽器でも、語りかければ応えてくれる。」
他にも多くの名言がちりばめられています。なんだか勇気と元気をもらえる、そんな素敵な本でした。
舘野泉さんの演奏は、小学校の時に聞きに行きました。
なんか厳しそうな人だなあという印象でした。
その当時練習していたバッハのパルティータの楽譜に
「舘野泉 イイノホール」というメモがありました。
先生の字です。
小さいうちから生の音楽を聴いてほしいという
先生の方針で、レッスンで良く弾く局などの演奏会を案内してくださっていました。
私も、生徒さんにそういうおすすめをしてきましたが、
今は動画の演奏を紹介するくらいでしょうか。
私のように、40年たったリサイタルのことを覚えているのですから
ぜひ、小学生から演奏会に足を運んでほしいです。