すべては 生徒さんのために?

こんにちは。ゆめピアノ教室のいしごうおかです。

 

ピアノを習って できるようになることはたくさんあります。

そのうちの一つ、自分の弾きたい曲が弾けること。

 

せいしろうくん(小1)は、CHALA-HEAD-CHALA を弾きたい。

 

(。´・ω・)ん?この曲、私も知ってる…。

 

弟が見ていたアニメの主題歌だ・・。

 

せいしろうくんはまだピアノランド1巻の途中なので、

5線譜の内側の音で、8分音符までのリズムだけが弾けます。

 

 

上のもとの楽譜を、せいしろうくん仕様に書き換えました。

 

全部では長すぎるし、リズムも複雑なので

サビの部分、ちゃーら、へっちゃらー のところだけ。

 

わたしたちが好きな曲、と思い浮かべるとき

サビの部分を口ずさみませんか?

 

マルモリのうた だったら

♪マルマルモリモリ、

 

津軽海峡冬景色 だったら

♪つがるかいきょう ふ~ゆげ~しき~

 

マツケンサンバだったら

♪ オ~レ~ オ~レ~ マツケンサンバッ

 

 

とかです。

フルコーラス歌うほどでもないけど、この部分だけなんとなく頭をぐるぐる。

 

 

だから、ピアノで好きな曲を弾くにも、最初は全曲弾けなくてもいいんじゃないかなと思います。

 

 

小さい手でも弾けるように、メロディを両手に分けて

伴奏は先生が担当。

 

もしかしたら、パパママが歌ってくれるかもしれません。

 

 

こうやって生徒さんに合わせて楽譜を書くのは、以外と手間がかかります。

先生方の間で、こういう仕事にお金は発生するのか、議論になったことも。

 

中には楽譜制作ソフトを使って、楽器店で売られているようなきれいな楽譜を仕上げる先生も

いますので、確かに手間賃をいただきたくなる気持ちもわかります。

 

ピアノの先生はレッスン時間の30分働いてお月謝がもらえていいね。

好きなことで稼げるね

 

 

・・そんな風に言われたこともあります。

 

そういう方にお知らせしたいこと。

 

 

こうやって楽譜を作る時間

それを作るための知識を得る時間

楽譜制作ソフトの購入料金

ソフトを使いこなせるように連取した時間

 

 

こういうもの込みのお月謝なのですが、ということです。

 

もっとあります。

 

グレード試験に付き添う交通費。

そのための時間。

コンクール指導のために、説明会に参加した会費、時間。交通費。

コンクールに付き添った交通費と時間。

 

これらは、時給に換算されていないんです。

 

だからこそ、いい指導をするためにたくさん勉強している先生は

お月謝を正当な対価として、高く設定してよいと思っています。

 

そうでなければ、指導のための勉強もできませんからね。

 

ちなみに

お月謝がとても少ないのに、とても良い指導をされている先生もいらっしゃいます