ピアノ初見演奏

こんにちは。ゆめピアノ教室のいしごうおかです。

 

当教室では、レッスンに初見演奏を取り入れています。

初見演奏とは、初めて見る楽譜を止まらずにすらすらと演奏することです。
初見演奏のための教材もたくさん出版されています↓
初見奏の楽譜

初めて見た楽譜を1分程の目視の後、すぐに弾くわけですから、決して簡単ではありません。

他の教室から編入してきた生徒たちは、初めは皆嫌がります。でも毎週毎週、レッスンで初見演奏の訓練をすると・・・

 

    • 長調か、短調か?
    • 何調か?
    • テンポはどのくらいが適当か?
    • 伴奏パターンは?等々

楽譜を読む「コツ」のようなものが身につきます。

 

「もう嫌!意味わからん!!」とイライラする生徒をなだめながら、でも途中で演奏を投げ出すことを、私は絶対に許しません。

何とかして最後まで弾き切るのです。集中力、忍耐力が必要です。

このような訓練を数年続けた暁には・・・

「読譜力がつきます!」

 

読譜力がつくと、家での練習のストレスが劇的に減ります。

楽譜を見てある程度音楽にできれば、毎日の練習も少しは楽しくなりますからまた各種資格試験、ヤマハのグレードテスト等は、初見演奏が必須となっています。

正直なところ、私が初見の力がついたのは先生になってから。

グループレッスンのアシスタントで、当日に今日はこれとこれを弾いて、と

チーフの先生から楽譜を渡されて、弾くのです。

 

それに合わせて子供たちと活動するわけで、弾きなおしはできません。

そうこうするうちに大まかに弾くことはできるようになりました。

 

当教室に通い慣れた生徒たちは、レッスンの終わりに「先生、今日の初見は何番?」と自ら聞いてきます。

貴重なレッスン時間の、最後のほんの数分の積み重ねこれからも大切にしたいと思います。