レッスンにピアノ連弾を取り入れる理由

こんにちは。葛飾区ゆめピアノ教室のいしごうおかです。

 

ゆめピアノでは 連弾をレッスンに取り入れています。
最初に鍵盤に触れる時から、わたしと生徒さんとのの連弾。

 

もともと、連弾と言うスタイルが好きでした。
私は世代的に「バイエル」が初歩教材の全盛期だった頃にピアノを始めています。
ということはおそらく、最初の連弾経験は「バイエル」なのではないかと思います。

 

 

手元にバイエルピアノ教則本(あるいは、子どものバイエルなど)がある方は見ていただくと分かりますが、1番から連弾です。

単純な「ドレミ~♪」の動きに、先生の伴奏をつけてもらうと、ちょっぴり上手になった気がしませんか?

バイエルのハーモニーは、基本のもので、ヒネリはありません。ヒネリがないから、シンプルでいい。

 

 

連弾用の名曲もありますね。
ドヴォルザークのスラブ舞曲とか、フォーレのドリーとか、シューベルトの軍隊行進曲も連弾用です。

 

アレンジものも楽しいですね。

 

連弾ならではのピアノレッスンの効果

連弾の効用はいろいろあります。

 

 

まず、手が倍の数ある、ということは、ハーモニーが生まれやすい。
88もある鍵盤を1人で全部網羅することはなかなか難しいです。でも2人ならできそうです。

 

 

また、人と協力して何かをする、ということはピアノに限らず、実生活でも非常に大切なこと。
これを体感できる。

今の子どもたちはきょうだいが少ない、イトコが少ない、あるいは異年齢集団での経験も少ない。
私は生徒たちを年齢関係なく組ませています。

(合わせるのに便利という単純な理由で、レッスンの前後の時間で組むことが多いです)

 

 

発表会の連弾で、小5のかいりくんと小4のよしひろくんが」組んだとき。

かいりくんが気配りするのは当然のことだと思ったのですが、みていると、よしひろくんもそれなりに気配りをしています。

 

 

同じようなことが、みさきちゃんとえみりちゃんきょうだいのペアでも言えます
みさきちゃん グレード合格えみりちゃん
ステップに参加のため連弾しています。

 

みさきちゃんも小さい子と組むのははじめてですが、
お姉ちゃん、そして先輩としてとしてそれなりに気遣いをしていました。

 

そして、レッスンの最中えみりちゃんも、
テンポが速くなってしまうみさきちゃんに合わせて、フォローしていました。

 

アンサンブルでの活躍も多い ピアノ

 

ピアノという楽器は、ソロ楽器としてのイメージが強いのですが、実際に仕事としては伴奏やアンサンブルをすることは割とあるのです。

身近なところでは、合唱の伴奏、幼稚園や保育園の先生の歌の伴奏、器楽合奏のピアノパート、バンドのキーボードとか。

 

アルゲリッチの例を出すまでもなく、アンサンブルの出来るピアニストはソロとしても素晴らしい演奏をする方が多いです。

練習も孤独になりがちなピアノという楽器ですが、連弾、2台ピアノ、室内楽(これはまだ夢)などで、1人ではないことを感じてほしいなとも思います。