こんにちは。葛飾区ゆめピアノ教室のいしごうおかです。
日常、ピアノレッスンではクラシック曲を使っています。
子どもの好きなアニメの曲、女子ファンが多い星野源も弾くけれど、基本教本はクラシックです。
ピアノの練習にクラシック曲があっている理由
1.手に無理がない
ポップスは基本的にうたのために書かれています。
それをピアノ用に編曲した楽譜は、音域が広く跳躍も多く、小さな手には弾きにくい。
特に小さな幼児にの手には無理があります。
その点、子供向けのクラシック教材はその心配がありません。
2.リズムがシンプル
ポップスはとてもリズムが複雑です。
楽譜を見ると付点やタイがいっぱい。
正確に、シンコペーションや裏拍を意識したリズムを演奏するのは 難しいことです。
歌っていた癖と違うリズムに修正するのもとても時間がかかります。
3.フレーズが学べる
クラシックの曲はフレーズがシンプルで、特にバロックでは、同じテーマが最後まで繰り返されたりします。
フレーズ勘を養うには、複雑なフレーズを持つポップスは覚えにくいのです。
4.和声の構成音を感じ取りやすい
クラシック以外の曲は、複雑な和音の構成で意外性を持たせたり、弾きつけられる効果を持っています。
ところが、初心者の教材としては、弾きにくいのです。
クラシックは、古くから受け継がれたシンプルな和声を使っています。
無理なく響きを感じることができ、「終わる感じ」も自然とわかります。
この4つ以外にも、クラシック音楽を通じて音楽史や楽典が学べる
作曲家や時代の特徴を、感じることができる 感性を磨くことにつながります。
ときにはジブリやディズニーの曲もレッスンしますが、基本はクラシックの教材を使っていきます。