こんにちは。葛飾区ゆめピアノ教室のいしごうおかです。
ピアノ練習にとても役立つ本を紹介します。
ピアノ練習方法ガイドブック
岳本恭治著
国立音楽院(専門学校です)講師の岳本先生が、ピアノの練習方法について細かく丁寧に教えてくださっています。
一部をご紹介します。
曲を冒頭からひかない
勇気をもって、曲を冒頭からひかないように我慢しましょう。
最も弾きにくく苦手な個所を最初に練習するようにしましょう
弾きにくいところをナンバリングし、優先順位を決めましょう。
片手練習の順番
両手でひけても、あえて片手練習、左手からしましょう。
(メロディと逆側)
テンポの設定
勇気をもって、かなりゆっくりのテンポから練習しましょう。
手がつかれる場合は、能力を上回るテンポでひいています。
ショパン先生は1小節を20秒かけて練習したという説があります。
(これ、すごいですよね。例えば子犬のワルツの1小節目は ラーソラドシ です。
20秒かけて歌ってみてください。息が切れます…。)
分割、反復練習をいとわない
困難な個所を少なくとも100回は練習しましょう。
弾いている曲がなんだかわからないくらい、細かく分けて練習しましょう。
面白くてわかりやすいものを、ほんのちょっと紹介しました。
どれも今日からできそうですね。
たくさん練習法があり役立ちそうなのですが、問題は、実際に曲を弾いているときにこの練習法が思い浮かぶかどうか。
例えば、速い部分をゆっくりにしたり、スタッカート練習するのは習慣化しているのですぐ思い浮かびます。
「ここは複雑だから、うんと細かく分けよう」というのは、あらたに習慣化させなければいけません。
すべての練習法を私が覚えてレッスンに使いこなすには数年かかりそうです。
でも、1週間に1個ずつ、増やしてみたいと思います。