こんにちは。葛飾区ゆめピアノ教室のいしごうおかです。
ピアノの先生は、すべてのピアノ曲を弾けるの?
生徒さんを教えるために、ピアノの先生も勉強しています。
私の場合、月2,3回指導法セミナーに行くこと、
自分のピアノのレッスンに行くこと。
レッスンの時に、生徒さんのレッスンで指導に迷う内容を相談しています。
中には、勉強しない先生もいます。
どうやったら見抜けるでしょうか。
レッスンする曲を復習しているか
ピアノ教師が全てのピアノ曲を理解している訳ではありません。
私の場合、ソナタアルバムクラスまではほとんど暗譜で弾けるほど理解しています。
それ以降の曲は自分が習ったことのある曲であっても、やはり一応自分で復習をしておかなければきっちり教えられません。
優秀な教師になるにつれ、それらの曲の幅が広がっていくのだと思います。
今私の生徒さんででショパンの『幻想即興曲』やベートーヴェンの『悲愴』を弾いている人がいます。
細かいペダルの位置や指使いなどを確認するためには、私にはちょっと練習が必要です。
しかし中にはその作業を抜いてしまう教師も時々います。
そういう教師は毎週言うことが変わるので、それを見抜くのは簡単です。
一目瞭然なのはピアノの発表会です。
まず、勉強していないピアノ教師は人前で演奏しません。つまり講師演奏を避けるのです。
いくら忙しくても、まだ楽譜を置いてのソロ演奏は意欲が感じられます。連弾も良いでしょう。
しかし、演奏活動から遠のいていたり、レッスンに通わなくなってしまったピアノ教師達は
、どう繕ってもボロが出てしまうのです。
更にひどいのは、自分が弾いたこともない難曲を、あたかも自分のレパートリーのように教える教師です。
自分よりも幅広いレパートリーを弾ける生徒さんを育てる
ピアノの先生でもひいたことのない名曲はたくさんあります。
それを生徒さんにレッスンする場合は、自分も勉強しないといけません。
だからといって、自分が経験のない曲は教えない、としてしまうと、
私くらいの年代の先生は、あまり近現代をたくさん弾いていません。
バルトークのミクロコスモスを子供のころ練習した先生は、かなり少ないはずです。
(日本語版の楽譜も、当時はありませんでした)
レッスンでは生徒さんが、ミクロコスモスや三善晃の三善メソッドを使っています。
当然、セミナーに行って指導法を学び、すべての曲を弾いてみます。