こんにちは。葛飾区ゆめピアノ教室のいしごうおかです。
私が子供のころ、ピアノという習い事は幼稚園くらいで始めるものと思われていました。
実際、ピアノ教室にもそのくらいの子供が多く、グループレッスンも幼稚園児対象が中心です。
令和の現代、ずいぶんピアノのおけいこ事情が変わりました。
確かに4~5歳で始める子も多いですが、年齢を問わず小学校4年くらいから、
また中学に入ってからという子が増えました。
家庭のあり方が変わったことも関係あります。
専業主婦が減り、働くお母さんが増えました。
4歳では基本的に保護者の送迎が必要です。
週末にレッスンをできる場合はいいのですが、それも難しいご家庭もあります。
4歳の子どもだけでは、ピアノのレッスンは始められないんですね。
本人がピアノを習いたくてご家庭も理解があると、
小学3年くらいになって、一人で通えるようになってからレッスンに来ます。
ゆめピアノだとちおちゃん(小6)ちさとちゃん(小2)、ことひちゃん(小3)がそう。
さらに中学生になって、自分の意志を強く言えるようになった時。
中学受験も終わって、「そんなにやりたいなら」と保護者もご理解くださいます。
ひろとくん(中2)がそのケースです。
もう少しでピアノレッスン歴1年になりますが、とても上達しました。
楽譜もパッと見て弾ける音域が増えました。
ここまでくると、曲の難易度を選べば自分一人で何でも弾けます。
「音楽的自立」ですね。
大人の生徒さんたちもそうです。
寺岡さん、荒島さん、橋本さんは大人になって初めて楽譜を見た方たちです。
3人とも、私の助けがなくても楽譜を読んで、曲を弾くことができます。
多少の修正をしたり、曲をもっと素敵にするためにレッスンをしています。
山崎さんのように70代になってからピアノを始める方もいます。
ピアノはいくつになっても始めやすい楽器だといわれています。
弦、管楽器と違い鍵盤を押しさえすれば、正しい音程の音が鳴るから。
いくつになっても、を、生徒さんたちは証明してくれます。
そして、こういった生徒さんたちはやる気が強く、レッスンをやめずに続ける傾向が強いと思います。
確かに、音感やリズム感が育ちやすい4歳くらいからピアノを始めるのはとてもよいのです。
でも、自分の意志がはっきりしてからのスタートも、こんなにいいことがありますよ、というお話でした。