こんにちは。葛飾区ゆめピアノ教室のいしごうおかです。
本間さん(40代)のレッスンをしました。
保育士さんとして働いています。
保育系の学校を卒業して、すでに保育園で働いています。
今まではパートで、補助的な仕事でした。
そのためピアノを弾く場面はなかったそうです。
この春から正規職員になり、担当のクラスも決まりました。
そうなると、ピアノを弾かなくては。
ということでレッスンしています。
有資格者ですから、当然ピアノは弾けるという前提で採用されています。
でも、20年くらい前に学校で、試験のために練習しただけのピアノ。
当然、ほとんど忘れています。
すぐ使う、今月のうたや、毎日のおはよう、サヨナラのうたなど、
とにかく必要に迫られているものからこなしていきます。
初回のレッスンの2週間後には、クラスでひきました。
とちゅから片手になってしまったそうですが、何もなくならなかったのはすごいと思います。
そもそも保育の現場で弾くピアノは、私たちがレッスンや発表会で弾くのとはまるで違います。
あくまでも、保育活動の助けとして弾く。
たぶん、50パーセントくらいしか、演奏のことを考えられません。
視線も、ずっと楽譜は見られません。
常に子供たちが大事。
逆に、ソロピアノのように楽譜通りきっちり弾かなくてもよいのです。
とにかく歌いやすいよう、メロディーをはっきり弾く。
学校の中には、全部フォルテで弾きなさい、というところもあるようです。
何十年も弾かなかったピアノを保育の中で弾くのは大変です。
今の時代ですし、録音でもいいことにしてもらえないのでしょうか。
ひとつの園に一人くらいはピアノが上手な先生がいらっしゃるでしょう。
1週間分の活動に使う伴奏を、まとめて録音するのではだめなのでしょうか。
流ちょうな伴奏が一番大事なことではないはず・・。
みんなで考えていただけたらと思います。
ピアノの練習にたくさんの時間を使うなら、
安全で、健やかな保育活動の準備に、もっとエネルギーを使ったほうが子供たちのためじゃないのかな、
・・・と、思いながら、レッスンしています。