こんにちは。葛飾区ゆめピアノ教室のいしごうおかです。
楽譜を読んでピアノを弾く。
これができるようになるための時期は、ピアノ導入期と呼ばれています。
私はピアノ導入期に、ピアノランドシリーズをメインのテキストにしています。
何を目的にレッスンしているのでしょう。
ピアノランドテクニックの中巻、最後のまとめのページです。
大きな文字で、「うつくしいおとで」「すてきなえんそう」とあります。
導入期のレッスンは、美しいおとで、すてきなえんそう ができるのが目的です。
目的は、うつくしい音ですてきなえんそう
写真では見えませんが、
ただしいタッチポイント
↓
鍵盤ポジションかんかく
↓
ポジション移動
↓
うつくしいおと
という図が書いてあります。
毎日のレッスンで、「タッチポイントでひいて」「指がへこまないで」
「手を見ないで楽譜を見て」と言い続けているのは、
うつくしいおとで 弾くためです。
私は中学生まで、「美しい音で、すてきなえんそう」をするためのレッスンを、受けた記憶がありません。
もちろん、先生ご自身はそれを目指してらしたと思います。
でも、生徒である私には伝わっていない。
楽譜の書き込みを見ても、指番号やリズムの間違い、強弱についての指摘はあります。
でも、それが何のためなのか、ということがわかりません。
タッチについての書き込みも全くない。
だから、「楽譜通り、正しく弾けるのがいい演奏」とずっと思っていました。
これからのレッスンで 何を目的にしているのか、どうして正しいフォームで弾かなければいけないか。
伝え続けなければと思います。
しっかり伝われば、サマーコンサートの感想カードに
「間違えなくてよかった」と書く子はいなくなるでしょう。