楽譜の製作について、学んできました

こんにちは。葛飾区ゆめピアノ教室のいしごうおかです。

ますこしょうこ先生の継続セミナーにいってきました。
今回のテーマは 楽譜・出版についてのあれこれ

全音楽譜出版社の方に来ていただき、

★企画から出版までのプロセス

★楽譜浄書について~今と昔 などうかがいました

 

 

当時の浄書のための道具や、その時の楽譜など
貴重な資料を沢山見せていただきました。

これは、今のコンピューター浄書の前、手書きで楽譜を描いていたころ。
音符はなんと「ハンコ」で押していたのです。

私たちも、手書きの楽譜と、浄書された楽譜を見比べて、間違いを見つけられるか?という体験もしましたが、それはそれは神経の使う仕事です。

 

★製本について
糸で製本しているのは、日本では全音だけ。
このおかげで、開きやすくなっています。

印刷は、8枚一組です。
★楽譜の正誤について

・原典版は「正」なのか?
・不統一な楽譜は「誤」なのか?

実際に作曲者とかかわりを持たれている出版社だからこそ言える事がたくさんあり、
原典版がブームのようになっていているけれど、
本当にそのまま信じてしまっていいのか?

みんなが原典版がいい!というから・・・ではなく、
なぜその後変わっていったのか?と言う部分をよく考えていく必要があるなぁと思った。

★作曲家とのかかわり
久石譲さんの、「サマー」の手書き原稿

最後は・・・
★著作権の事について、教えて頂きました。

紙の質、編集、色など、こだわりがたくさんありました。

音楽をする人がみなお世話になっている楽譜。
もっと知る機会があってもいいと思いました。

生徒さん向けのセミナーもあったらとてもいいですよね。