こんにちは、葛飾区ゆめピアノ教室のいしごうおかです。
ゆめピアノのレッスンで、何回目から鍵盤を弾き始めるか・・・。
生徒さんによってまちまちなので「何回目から」という答えは書けないですが。
まず、大人の生徒さんは第1回目から。
体や手は大きいし、筋肉もそれなりについているからです。
ただ、「ピアノを弾くのに必要な筋肉」はまだあまりありません。
指1本1本に、ピアノを弾くために必要な筋肉があります。
すごくわかりやすいのは、親指の付け根。
ピアニストはここが大きく、分厚く発達しています。
ピアノ初心者の大人は、教本で簡単なメロディを弾きながら、少しずつ筋肉をつけます。
必要なところは、「プレピアノランド」を使って体操をします。
大人が一番苦手とするのが「脱力」。
これも、一朝一夕では身につきません。
プレピアノランドの体操もするし、ほかにいろんなことをします。
腕をりぼんで吊り下げてみたり…。
子どもの生徒さんは、鍵盤を触るまで少し時間をかけます。
プレピアノランド1,2巻で、十分に準備の体操をして、楽譜の見方を学びます。
早い子で3か月、半年以上の子もたくさんいます。
勿論、必要で大事な時間なのですが、ピアノが弾きたくて習い始めたのに、長いこと鍵盤に触れない・・。
というのは、寂しいですよね。
意欲がなくなってしまうかも。
これは本当に悩ましくて、勉強会でもすごく話題に出ます。
ピアノランドメソッドを使っている先生共通の悩み。
でも、この準備期間があった生徒さんとなしでひき始めた子では、大きな差が出てしまいます。
一番大きいのは手のフォーム。
準備をしっかりした生徒さんは、手のフォームがとてもいいのです。
あとから修正可能ならいいのですが、かなり骨が折れる上に時間がかかります。
結局修正できないことが多いのです。
最近では、鍵盤慣れや手首の強化を目的にした教材が出て来ました。
手を「ぐー」の状態にして弾くのです。
これなら、指がへこむこともありません。
上手に使って、「ピアノを弾きたい気持ち」を満たしてあげたいなと思います。