今ひとつ、スムーズにピアノが弾けない理由 手元を見ている?

こんにちは。葛飾区白鳥ゆめピアノ教室のいしごうおかです

ひろしさんのレッスン。

もともと音楽が好きで合唱や、フルートの経験があり、ピアノは10年くらいになります。
働き盛りの年代ですし、海外への出張が多く、なかなか練習時間は取れません。

ピアノを始めてからバッハが好きになりました。
バッハなどのバロックは、練習量がものをいうので大変なのです。

ショパンだってそうでしょ、と思いますが、そうでもありません。
手首の使い方、力をどこで抜くか、考えて弾くことでずいぶん変わります。
逆にそこをしないと、量だけこなしてもよくなりません。

今年は、パルティータ1番のプレリュードをずっと練習。
だいぶ良くなってきました。きりもいいので、年内で仕上げます。

弾けてきたものの、両手が同時に動くとき、どうしても間が空きます。
この原因と解決法は一つ。

手元を見ないでピアノを弾く

練習しているのに今一つ進歩しないとき、弾いている様子をじっくり観察すると…

顔が(そして目線が)楽譜→右手→左手と、3点を忙しく動いています。
楽譜を見て、指の位置を確認してから音を出しているから。

でも、見たら弾けるかというと見ても間違えます。

手元を隠して楽譜だけ見ると、あら不思議。
さっきよりスムーズです。

ピアノを楽譜だけ見てひけるには、「鍵盤ポジション感覚」が必要です。
例えばドーソと弾くとき音程は5度。
この幅で開く、ということが手の感覚で分かっていること。

これを練習するいい教材もあります。
5指のテクニック
ハノンも、短くして練習するといいと思います。

ピアノのふたを半分閉めて、手を見ないで弾く。

今年のレッスンはあと2回。
手を見る回数が少しでも減って、スムーズに弾けるといいですね。