こんにちは。葛飾区白鳥ゆめピアノ教室のいしごうおかです。
ピアノを習い始めて、ある程度の曲が弾けるようになると
使うのが「メトロノーム」
ある程度、というのは、大体曲の楽譜が4段くらいで、
8分音符が頻繁に出てくるようになったら、くらいでしょうか。
メトロノームを使う目的は、
「一定のテンポで弾く」
「テンポを少しずつ上げていく」
「練習中に気分を変える」
などでしょう。
メトロノームの種類と特徴
使い方の前に、まず選び方です。
種類は、
昔ながらのゼンマイ式
ダイアル式
デジタル式
の3つがあります。
それぞれの特徴は、
ゼンマイ式・・〇振り子が揺れる速さで、テンポ感を実感できる、目で見てわかる
✖おもりを上下して速さを調節するため、
中心の棒が曲がりやすく、くるってしまう。
ダイヤル式・・〇中心のダイヤルを回して速度を決めるので、
♩=60→♩=100など、速度を大きく変えるのが簡単
✖振り子がないので、速度が目で見てわからない。
デジタル式・・〇表示されている数字の大きさが3つの中では一番大きく見やすい
✖表示されている数字を増減させて、テンポを決めるので、
♩=60→♩=100など、数字を変えるときに
ぴったりと止められず、行ったり来たりしてしまう。
こんなところです。
気を付けたいのは、電子ピアノにメトロノーム機能がついている場合。
数字が表示されるなら大丈夫です。
レバーを左右させて、早くしたり遅くしたりはできるけれど、
数字が表示されない場合
ピアノのレッスンには不向きです。
レッスン中に、「60から ひとメモリずつあげて、80まで練習してね」と
指示が出ても、おうちで合わせられません。
今は、スマートフォンのアプリにもメトロノーム機能があります。
当座の利用には便利です。
ピアノ練習 メトロノームの上手な使い方
練習中いつでも使えるように、
ピアノの上に専用のメトロノームがあるほうがいいと思います
練習での利用の仕方です。
1、かけっぱなしにする
一定の速さで弾くくことが目的なので、
「合わなかったから止める」では意味がありません。
合わなくなったら、そこの前後から改めて弾きます。
あまりにも止まる回数が多ければ、テンポの設定そのものがあっていません。
少し遅くする、早くするなど動かしてみましょう。
それでも合わなければ、まだメトロノームを合わせる段階ではないので、
つっかえるところを練習します。
2、テンポを上げるとき
二つ方法があります。
一つは、「ひとメモリずつ、じわじわあげていく」
余裕のあるところから上げていきます。
かなり苦しくなったら、その前後の速さで何回も練習します。
これを何日かすれば、たぶん苦しくなくなって
さらにテンポを上げられます。
二つ目は、大きく段階を作って、
おそーい、中くらい、早ーい
と練習します。
60,80,100など。
練習中に気分を変えるのは、曲調を考えることや、細かい部分練習に飽きた時。
ひたすらメトロノームに合わせることに集中する。
ダイエットと同じで、数字で結果が分かるので、
ちょっと刺激になるかもしれません。
メトロノームは機械なので、
「息」がすえません。
ひとメモリ遅めの設定にしましょう。
メトロノームを上手に利用して、
レッスンライフに役立ててください。