こんにちは。葛飾区白鳥ゆめピアノ教室のいしごうおかです。
今日は真美さん（大人）のレッスン予定でした。
最近、大人の生徒さん募集のチラシ配りをしました。
それを見て、お電話をくださったのです。
「チラシを見てお電話してるのですが」
「ありがとうございます」
「初心者でも大丈夫ですか？」
というところまでやり取りすると、
その日のレッスンの生徒さんがいらっしゃいました。
後ほど折り返すお約束をしようとすると、
「以前習っていたＫと申します」
！！！すぐに思い出しました。
１０年以上前、レッスンにいらしていた真美さん。
ちょうどうちと同じ年頃の、男の子二人のお母さんでもありました。
まだ保育園児だったお子さんを連れて、レッスンに来てくださってました。
うちにプラレールがあったので、息子さんはレッスンしてのあいているスペースで
遊んで待っていてくれました。
数か月レッスンしたところで、真美さんがちょっとした手術をされて、
レッスンは中断。思ったよりも普通の生活に戻るのに時間がかかると
お話があって、それきりになってしまいました。
「今日ちらしを見て、あ～、先生だ、と思って。
また生徒にしていただけないでしょうか。」
「もちろんですよ。ご連絡いただいてうれしいです。」
「音符も全然読めなくなっちゃったんですけど、だいじょうぶですか」
「ご迷惑じゃないですか」
と、とても心配してらっしゃるようで…。
オーバーザレインボウをひきたい、というご希望で、
「１０年以上たっても、またやろうとお電話くださったので、
その楽譜は私がプレゼントします」とお約束しました。
楽譜は用意してお待ちしていたのですが、２回続けて体調不良でキャンセルに。
事情をきくと、病気をされているようです。
「そういう状態だと、レッスンは難しいのでは？」
ときくと、
「調子が悪いと、医師から安静にしていろ、と言われる。
でもそれじゃつまらない。なんか生きがいになるものがほしいんです。
ピアノのレッスンやりたいんです
来週は、金曜日に体調を合わせて行けるようにします」
どうしてもピアノをしたいのだなあ、という気持ちが、電話の声から伝わってきました。
私も大人の初心者の教材、もう一度勉強して、
安静にしてる時でも楽しく弾けるよう、考えてみますね。
