葛飾区白鳥ゆめピアノ教室のいしごうおかです。
なぜか上達しない場合の理由。
今日は2つ目。
練習の仕方が悪い場合。
Tくんという生徒さん。
レッスンノートによると、毎日1時間以上練習しています。
でも、前回のレッスンで注意した書き込みのある
音の間違い、指番号間違いが直っていません。
前回の日付を書いた横に
「左手だけで、ゆっくり」と書かれています。
書いててあるけどやった?
と聞いても、やってないとのこと。
何を1時間以上練習していたのでしょう。
想像するに、多分何回も通しただけなんだと思います。
それでも1時間もやれば疲れます。
ああ、よく練習した、という気分でしょう。
この練習だと よくなっていかないだけでなく、
間違った音、指使いをどんどん定着させてしまい、
やらないほうがましということにもなります。
練習の目的を考えてから
おうちでの練習で、出来ない部分の原因を
一回一回の反復でしっかり考えながらやってる?
Tくんの場合は、原因まではレッスン中に見つけていて、
対処法を指示してあります。
あとはやるだけ。
こういうパターンは
・ピアノは好き。音を出すだけで楽しい
・発表会などの本番前でない
場合に多いと思います。
前者は音を出しているだけで満足してしまっている
後者は 本番という目標がなく、
なんとな練習している
今風にいうと タイムパフォーマンスが悪い
一面、効率の悪い練習こそ、いざというときに力が出るとも思いますが、
ただ両手で通すだけの練習は 力にならないことが多いです。
1回1回に 目的意識があれば 通すことが悪いわけです。