葛飾区白鳥ゆめピアノ教室のいしごうおかです。
読譜は 必ずしなければいけないのか。
ピアノやほかの楽器に係わる人が
一度は考えることではないでしょうか。
ピアノは楽器の特性上
楽譜に音符の数が多く、かつ複雑です。
一人でオーケストラの演奏ができる、とよく言われます。
導入期の生徒さんを多くレッスンしていれば
読譜は 必須です、と言い続ける必要があります。
ゆめピアノでは絶対音感を習得している生徒さんが多数います。
音を絶対的に、正確に聞き取れます。
多分、初級の曲であれば、
耳コピで演奏できるでしょう。
絶対音感がなくても、こんな方もいます。
久石譲 サマー
20代後半の男性で、ピアノ歴6か月。
楽譜は読めません。
ユーチューブで演奏動画を見て、手元の映像から
「手コピ」つまり 指の動きを再現しました。
どうしてもできない部分もあり、
レッスンに来てくれました。
17回のレッスンでここまで演奏できました。
さらにこの演奏。
私の長男のものです。
曲名 不明
楽譜は、数えれば読めます。
でも、9割以上が耳コピでしょう。
こんな楽しみ方でいいのなら、
読譜はあまりいらないのかもしれません。
ただ、音源がないと、お手上げですね。
楽譜は、実生活でいえば文字のようなもの。
インターネットが発達した現代なら、
文字が読めなくてもかなりの情報が得られます。
が・・・
1冊の本を何度も読み返して考えを深めたり
人間関係で、文字による確認作業をしたり。
読めたほうがいいに決まってます。
楽譜も同じです。
音符の並びを見て 流れを知ったり
おおきくとらえて、A=B=A のような構成を知ったり
フレーズが、少しずつ変化していくのを確認したり
さらに、アンサンブル時には楽譜は必須です。
目の不自由な演奏家は多くいますが、
オーケストラのメンバーにはなれません。
(趣味で楽しむ程度にはできるかもしれません)
楽譜を読むのはしんどいこともあると思います。
でも、音源や映像からえられないものがあります。
さらに、書き込みなどから その曲を練習した時を振り返る
「アルバム」の役割も。
根気良く、譜読みしましょうね。